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2016/08/27マーケット: 来週、米ドル高進むか

「米ドル買い」
    
ドル円=101.83円、 ユーロドル=1.1192ドル、 ポンド円=133.69円、
トルコリラ円=34.40円、豪ドルドル=0.7557ドル、NZドルドル=0.7227ドル

26日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが上昇しました。円は幅広く売られました。

注目を集めたFRBのイエレン議長の演説が年内利上げを示唆しました。当初は米ドル売りで反応しましたが、時間が経つにつれ、米ドル買いがじわり広がりました。イエレン議長の演説前に、フィッシャー副議長がCNBCに出演し、「9月利上げの可能性がある」と述べたことも材料視されました。

CMEフェドウォッチが示唆する9月利上げの確率は38%、12月の確率は62%に上がりました。

バークレイズは、雇用統計が強ければ9月利上げの可能性があると見ています。一方、BofAメリルリンチは、12月利上げの見通しを維持しました。フォレックスクランチが伝えました。

米ドルは対円で101円台後半に上昇。米2年債利回りが上昇、円相場が敏感に反応しました。米10年利回りは大幅上昇、1.6%台に乗せました。

アメリカの第2四半期のGDP改定値は前期比1.1%増。速報値から0.1ポイント下方修正されましたが、予想通りでした。

ユーロとポンドは対米ドルで下落しました。対円では堅調でした。

米ドルは新興国通貨と資源国通貨に対しても高く取引されました。トルコリラは対米ドルで下落。クロス取引の対円は堅調でした。

政局不安が深刻化している南アフリカランドは対円でほぼ横ばいでした。

原油価格は小幅高。カナダドルは対円で堅調でした。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで軟調、対円で堅調でした。

「米雇用統計に注目」

イエレン議長は、労働市場の改善を背景に年内利上げを示唆しましたが、同時に経済指標次第だと述べました。このため、来週2日金曜日に発表されるアメリカの8月の雇用統計への注目度が一段強まりました。29日発表のPCEデフレーター、30日の消費者信頼感指数、そして31日のシカゴ購買部協会指数も材料になる可能性があります。

ロイタージャパンは、来週の米ドル円について、雇用統計をはじめとする経済指標を見極める動きが強まり、それに振らされそうだとの見通しを伝えました。月末を挟むため、様々な売買玉が持ち込まれ、思わぬ変動要因になる可能性もあるとしています。レンジについては、米ドル円が99円〜102円、ユーロ米ドルは1.1150ドル 〜1.1450ドルと予想しました。イエレン議長の演説前に配信されていて、演説後の相場の動きを反映していません。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、イエレン議長の演説を受けチャートの節目を割る、もしくは近づいたと指摘、米ドル円は104円、ユーロドルは1.11ドルを目指す展開が予想されるとコメントしました。

ロサンゼルスにあるサヴォス・インベストメンツの投資責任者は「ドル高方向にポジションを取っている」とブルームバーグにコメントしました。ブルームバーグがアナリストを対象にした調査では、米ドル円の年末予想の中間値は105円です。

豪ドルをはじめとする資源国通貨は、来週1日発表の中国の製造業PMIが材料になりそうです。

「NYダウ続落」

英FTSE 6838p (+21p) 独DAX 10587p (+58p) 仏CAC 4441p (+35p)

26日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。イエレン議長の演説を受けニューヨーク株式相場が一時上昇したことに反応しました。フォルクスワーゲンの上げが目立ちました。

米ダウ 18395ドル (-53ドル)  S&P500 2169p (-3p)  ナスダック 5212p(+6p)


ニューヨーク株式相場は後半にやや崩れました。公共株が大幅に下落しました。ナスダックは小幅ながらプラス圏で取引を終えました。

ニューヨーク原油相場の終値は0.65%高の47ドル64セント。金相場は買いが先行しましたが、後半に上げ幅を消しました。

NY時間26日 午後4時、東京27日午前5時の数字を表示しています。

[August 26, 2016]  No 031843478

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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