2分でわかるアメリカ

2016/08/26マーケット: まちまち、サプライズあれば円どうなる

「様子見」    

ドル円=100.55円、 ユーロドル=1.1278ドル、 ポンド円=132.57円、
トルコリラ円=34.19円、豪ドルドル=0.7615ドル、NZドルドル=0.7298ドル


25日の欧米の外国為替マーケットでは、FRBのイエレン議長のジャクソンホールでの演説を明日26日に控え、様子見ムードが強まりました。ポジションを軽くする動きが広がりました。

この日発表されたアメリカの7月の耐久財受注は予想を上回りました。また、新規失業保険申請件数が前週比で小幅ながら減少しました。これを受け、CMEフェドウォッチが示唆する9月利上げの確率は24%、12月利上げ確率は57%にそれぞれ上昇しました。

米ドルは対円で小幅高でした。米国債利回りは上昇しました。

米ドル円は今月、99円55銭〜102円83銭のレンジで推移しています。イエレン議長の演説が予想外にタカ派的であれば、米ドル円が102円に向けて上昇するだろうとSEBのストラテジストがロイターにコメントしました。ゴールドマン・サックスは、演説でサプライズがあれば、円、ポンド、NZドルが最も影響を受けるとみています。

ユーロは対米ドル、対円で堅調でした。ドイツのIFO業況指数は予想外に低下しましたが、影響は限定的でした。イタリア中部地震の死者数が250人に達しました。さらに増えるとみられています。

ポンドは軟調でした。イギリスの8月の小売売上高指数が2月以来の高水準でしたが、ポンド買いにはつながりませんでした。ポジション調整が相場に影響したとの指摘があります。

このところ、政局不安などを背景に新興国に投資されたキャリートレードの資金を巻き戻す動きが目立っています。ズマ大統領とゴーダン財務相の関係が悪化した南アフリカのランドは、この動きで続落しました。現在、投資適格級ギリギリの水準にある南アフリカの格付けが今後2、3カ月でジャンク(投機的)級に引き下げられるとの観測もランド売りを誘っています。

トルコリラは対米ドル、対円で堅調でした。トルコ軍のシリア越境でやや軟調に推移していましたが、買い戻されました。
原油価格は上昇。カナダドルは小動きでした。

豪ドルとNZドルは、イエレン議長の演説を控え狭いレンジで推移しました。

「NYダウ続落」

英FTSE 6816 p(-18p) 独DAX 10529p (-93p) 仏CAC 4406p (-28p)

25日のヨーロッパの株式相場は下落しました。鉱山株、ヘルスケア株が売られました。

米ダウ 18448ドル (-33ドル)  S&P500 2172 (-2p)  ナスダック 5212(-5p)

ニューヨーク株式相場は小幅続落。ヘルスケア株が1%下落しました。イエレン議長の演説を控え、積極的な売買が控えられ薄商いでした。

ニューヨーク原油相場は1.2%高の47ドル33セント。金相場は小幅安でした。

NY時間25日午後4時、東京26日午前5時の数字を表示しています。

[August 25, 2016]  No 031843477

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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