2分でわかるアメリカ

2016/08/24マーケット: 26日控え思惑錯綜、ランド売られる

「ポンド続伸」    

ドル円=100.19円、 ユーロドル=1.1306ドル、 ポンド円=132.20円、
トルコリラ円=33.90円、豪ドルドル=0.7615ドル、NZドルドル=0.7293ドル


23日の欧米の外国為替マーケットでは、今週26日金曜日のイベントを控え、様子見ムードが広がりました。全体的に小動きでした。

FRBのイエレン議長が26日にジャクソンホールで演説します。フィッシャー副議長とニューヨーク連銀のダドリー総裁がややタカ派的な発言をしましたが、慎重とされるイエレン議長の演説が同様のトーンになるか注目を集めています。

ジェフリーズのトレーダーは、「イエレン議長の演説がタカ派の場合はサプライズとなり、米国債利回りと米ドルが急上昇するだろう」とロイターにコメントしました。ただ、トレーダーは「演説はタカ派とハト派的要素が入り混じった内容になるだろう」としています。

26日には、アメリカの第2四半期のGDP改定値、個人消費、コアPCEなどが相次いで発表されます。25日木曜日まで「様子見」が続きそうです。

米ドルは対円でやや軟調でした。米国債利回りは上昇しました。

ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。対円では小幅安でした。ユーロ圏のPMIは7カ月ぶりの高水準でした。

ポンドは続伸。対米ドルでは3週間ぶりの高値をつけました。投機筋による巻き戻しが影響したとみられています。

トルコリラは対米ドルでほぼ横ばいでした。クロス取引の対円では下落。トルコ中央銀行が予想通り翌日物貸出金利を引き下げましたが、影響は限定的でした。

南アフリカランドは対米ドル、対円で下落しました。デイリー・マベリック紙は「司法当局がゴーダン財務相に対し今週木曜日に出頭するよう命じた」と報じました。これが影響しました。前職の国税長官時代にスパイ部門の設立に関与したかどうかが問われていて、逮捕、解任される可能性があります。政局不安が南アフリカランドの売り圧力になっています。

原油価格が上昇。カナダドルは対円で小幅高でした。

NZドルは対米ドル、対円で上昇。豪ドルはやや軟調でした。

「NYダウ小幅高」

英FTSE 6868p (+39p) 独DAX 10592p (+39p) 仏CAC 4421p (+31p)

23日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。銀行株、鉱山株の上げが目立ちました。

米ダウ 18547ドル (+17ドル)  S&P500 2186p (+4p)  ナスダック 5260p(+15p)

ニューヨークの株式相場も小幅ながら上昇しました。素材株が堅調でした。全体の上げ幅は限定的、方向感に欠ける展開でした。個別には、オンラインでの売り上げが好調で、決算が予想を上回った家電小売最大手のベストバイが大幅高でした。

ニューヨーク原油相場は1.16%高の47ドル96セント。金相場は0.20%高の1346ドルでした。

NY時間23日午後4時、東京24日午前5時の数字を表示しています。

[August 23, 2016]  No 031843475

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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