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2016/08/06マーケット: 来週の米ドル円はレンジか

「米ドルに幅広い買い」

ドル円=101.76円、 ユーロドル=1.1085ドル、 ポンド円=133.01円、
トルコリラ円=33.77、豪ドルドル=0.7620ドル、NZドルドル=0.7135ドル

5日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが幅広く買われました。

アメリカの7月の雇用統計が「サプライズ」になり、FRBの年内利上げ、早ければ9月に利上げがあるとの観測が広がりました。米国債利回りが大幅上昇、米ドル相場を押し上げました。

米ドルは対円で上昇しました。ユーロとポンドは対米ドルで軟調に推移しました。イギリスの住宅金融大手ハリファックスが発表した7月の住宅価格は前月比でマイナス1.0%と、予想以上に低下しました。

アメリカとは対照的に、カナダの雇用統計が弱く、カナダドルは対米ドルで下落、対円では77円台前半に下落しました。

トルコリラは対米ドルで小幅安。クロス取引の対円では小幅高でした。ムーディーズが5日にトルコの格付けを見直すとされていましたが、ニューヨーク市場の終了前の発表はありませんでした。

南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばい。

豪ドルは対米ドルで軟調、対円では堅調でした。NZドルも対米ドルで売られました。

「中国統計とRBNZ」

来週のアメリカの経済指標は薄めです。12月発表の7月の小売売上高とミシガン大消費者信頼感指数を除くと目立った材料がありません。一方、中国では経済指標の発表が目白押し。貿易収支(8日)、消費者物価指数(9日)、生産者物価指数(9日)、鉱工業生産(12日)、そして小売売上高(12日)が発表されます。マーケット全体、特に豪ドルに影響すると予想されます。

ロイタージャパンは、来週の米ドル円について、雇用統計を通過することで材料出尽くし感から上値が重くなるとみられていると伝えました。夏休みとなる市場参加者が増える中で流動性が低下、材料がなくても方向感なく上下しやすいとの見方もあるとしています。レンジは、米ドル円が99円〜103円、ユーロ米ドルは1.1100ドル 〜1.1250ドルと予想しました。記事はアメリカの雇用統計の発表前に配信されていて、その後の相場を反映していません。

スコシアバンクは、米ドル円について100円70銭に支持線があると指摘、上値は限られる可能性があるとしています。

米ドル円については、一部のストラテジストが当面は100〜104円のレンジで推移すると見ています。

一方、チャールズ・シュワブのストラテジストは、長期的に米ドルに強気だとした上で、雇用統計を受けその見方を維持するとブルームバーグにコメントしました。ブルームバーグの調査では、アナリストの年末予想の中間値が米ドルは105円、ユーロ米ドルは1.08ドルとなっています。

来週11日、ニュージーランド中銀(RBNZ)が金融政策会合を開きます。「0.25%利下げ予想」がコンセンサスになっています。利下げが発表されてもNZドル相場への影響は限定的とみられていますが、声明の内容が相場に影響する可能性があります。

「ダウ大幅高、S&P最高値」

英FTSE 6793p (+53p) 独DAX 10367p (+139p) 仏CAC 4410p (+64p)

5日のヨーロッパの株式相場は大幅に上昇しました。強いアメリカの雇用統計を好感しました。イギリス大手銀のRBSは弱い決算を受け急落しました。

米ダウ 18543ドル (+191ドル)  S&P500 2182p (+18p)  ナスダック 5221p(+54p)

ニューヨーク株式相場も強い雇用統計を素直に好感し上昇しました。ダウは1.04%高。S&P500は最高値を更新しました。

ニューヨーク原油相場は反落。終値は0.3%安の41ドル87セントでした。

金相場は強い雇用統計を受け大幅安でした。

NY時間05日 午後4時、東京06日午前5時の数字を表示しています。

[August 05, 2016]  No 031843463

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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