2分でわかるアメリカ

2016/08/03マーケット: 円どうなる、豪ドル高い

「ユーロドル堅調」    

ドル円=100.87円、 ユーロドル=1.1222ドル、 ポンド円=134.65円、
トルコリラ円=33.64円、豪ドルドル=0.7605ドル、NZドルドル=0.7236ドル


2日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対主要通貨で軟調でした。一方、円は全面高の展開でした。

米ドルは対円で大幅安、101円を割りました。日本政府の経済対策が予想通りで、日銀の先週の会合に続いて失望を誘いました。効果を疑問視する見方が少なくありません。

IMFは2日、日本経済に関する年次審査スタッフ報告書を発表、この中で、日本政府は財政刺激策と日銀の追加緩和を連携させるべきだとの見解を示しました。

アメリカ商務省が発表した個人消費支出物価指数のコア指数が前月比0.1%の上昇にとどまったことで、FRBの9月利上げ観測が一段後退しました。米ドル売り円買いにつながりました。米国債はまちまち。米2年債利回りは小幅ながら低下、米10年債利回りは上昇しました。

スコシアバンクは、米ドル円がテクニカルでもベア(弱気)を示していて、目先、7月11日の始値100円43銭を試す展開になると予想しました。

ユニクレディのストラテジストは、年末までに95円まで米ドル安円高が進むとブルームバーグTVでコメントしました。

一方、CNBCのコメンテーター、マーク・チャンドラー氏は、日本の経済対策の景気浮揚効果は期待できず、円相場が94円60銭まで上昇する可能性があると投資情報サイトのシーキング・アルファに寄稿しました。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは、100円ちょうどに近い水準ではデフレ懸念が強まり、日本の当局が介入の検討を強いられる可能性があるとコメントしました。

ユーロは対米ドルで堅調。対円では一時113円ちょうど近辺まで売られました。

ポンドの対円相場は134円台半ばに下落しました。

トルコリラは対米ドルで小幅安。クロス取引の対円相場は33円台に下落しました。

原油価格が続落。南アフリカランドの対円相場は大幅安でした。

カナダドルの対円相場は76円台まで売られました。

豪ドルドルは対米ドルで上昇しました。オーストラリア中銀が利下げしましたが、「織り込み済み」とされたほか、追加利下げを示唆しなかったことが影響しました。対円では軟調でした。

NZドルも対米ドルで上昇、対円で下落しました。注目された乳製品のオークションは堅調でした。GDT価格指数が6.6%上昇しました。

「ダウ7日続落」

英FTSE100 6645p (-48 p) 独DAX 10144 p  (-186 p) 仏CAC 4327 p (-81 p)


2日のヨーロッパの株式相場は大幅安でした。銀行株が軒並み売られ心理が悪化しました。

米ダウ 18313ドル (-90ドル)  S&P500 2157 p  (-13 p)  ナスダック 5137 p(-46 p)

ニューヨーク株式相場も下げました。原油安を嫌気、エネルギー関連株が主導する形で売りが増えました。

ニューヨーク原油相場は心理的な節目の40ドルを割りました。終値は1.4%安の39ドル51セントでした。ダウは7日続落。去年8月以来のことです。

金相場は高く取引を終えました。

NY時間02日午後4時、東京03日午前5時の数字を表示しています。

[August 02, 2016]  No 031843460

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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