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2016/07/12マーケット: 円安どこまで、ポンド高い

「米ドル円大幅高」 

ドル円=102.81円、 ユーロドル=1.1053ドル、 ポンド円=133.54円、トルコリラ円=35.35円、豪ドルドル=0.7531ドル、NZドルドル=0.7221ドル

11日の欧米の外国為替マーケットでは、アジア市場の流れを引き継ぎ、米ドルの対円相場が大幅高で取引されました。

参院選で与党の自公が勝利したことを受け、安倍政権が景気刺激策を実施するとの観測が広がったことが背景。訪日中のバーナンキ前FRB議長が日銀の黒田総裁を表敬訪問、日銀の追加緩和への思惑が強まったことも円売りを誘いました。米国債利回りが上昇、株式相場の上昇も米ドルにポジティブでした。

米ドルは対円で、9日移動平均の101円99銭を超えて上昇しました。

スコシアバンクは、米ドル円が21日移動平均の103円38銭を目指して上昇、それを越えれば、イギリス国民投票前の106円近辺まで米ドル高円安が進むと予想しました。

ポンドは対米ドルで堅調。対円では133円台まで買われました。イギリスのメイ内相が新首相に決まったことで、不透明感が薄れました。
ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。対円では113円台に上昇しました。

BofAメリルリンチは、ユーロ圏の経済指標が7−9月期に悪化する可能性が十分にあると顧客向けメモでコメントしました。Brexit問題の早期解決や国民投票のやり直しに対する期待が薄れているとともに、南欧諸国が抱える問題も無視できないとしています。

円安を受け、クロス取引のトルコリラの対円相場は大幅高。南アフリカの対円相場も大幅に上昇しました。

原油価格が下落、カナダドルは対米ドルで軟調。ただ、クロス取引の対円相場は大幅高でした。

コモディティ価格が下落。豪ドルとNZドルは対米ドルで売られました。ただ、対円ではそれぞれ上昇しました。

「米S&P、最高値更新」

英FTSE100 6682p (+92p) 独DAX 9833p (+203p) 仏CAC 4264p (+73p)

11日のヨーロッパの株式相場は大幅高でした。ニューヨークの株高を受け、終盤に一段高になりました。

米ダウ 18226ドル (+80ドル)  S&P500 2137p (+7p)  ナスダック 4988p(+31p)

ニューヨーク株式相場は続伸。テクノロジー株が上げをけん引しました。S&P500は過去最高値を更新。ナスダックは一時5000p台に乗せ、年初来高値をつけました。中小型株の上昇が目立ち、ナスダック上場の209銘柄が最高値を更新しました。

取引終了後に発表したアルコアの4−6月の決算は予想を上回り、場外取引で大幅に上昇しました。

ニューヨーク原油相場の終値は0.14%安の44ドル76セント。金相場は0.22%安の1355ドルでした。

NY時間11日 午後4時、東京12日午前5時の数字を表示しています。

[July 11, 2016]  No 031843445

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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