2分でわかるアメリカ

2016/07/06マーケット: 円全面高、資源国通貨安い

「ポンド急落」   

ドル円=101.66円、ユーロドル=1.1065ドル、ポンド円=132.47円、
トルコリラ円=34.64円、豪ドルドル=0.7453ドル、NZドルドル=0.7142ドル


5日の欧米の外国為替マーケットでは、リスク回避ムードが強く、逃避買いで円が全面高となりました。

イギリスのサービス業のPMIが低下しましたが、懸念されたほど悪くありませんでした。ただ、イギリスの不動産ファンドからの資金流出が相次いだことで心理が悪化しました。

ポンドは対米ドルで急落、1985年9月以来、31年ぶりの安値を更新しました。対円では132円台に急落しました。イングランド銀行は今月にも利下げに踏み切ると予想されています。

イギリスの与党保守党の党首選1回目の予備投票はテレサ・メイ内相が首位になりました。メイ氏はEU残留派ですが、離脱を決めた国民投票の結果を尊重すると主張しています。

ユーロも対米ドルで下落、対円では大幅安、112円台で推移しました。

米ドルは対円で101円台まで売られました。米2年債、米10年債の利回りがそれぞれ低下したことが影響しました。

リスク回避で新興国通貨が売られました。クロス取引のトルコリラの対円相場は大幅に下落しました。南アフリカランドも安く取引されました。

原油価格が下落したことを受け、カナダドルが大幅安でした。

資源国通貨としての豪ドルも対米ドル、対円で下落しました。オーストラリア中銀(RBA)が予想通り、政策金利を1.75%で据え置きました。8月利下げ説が優勢ですが、追加緩和に関するガイダンスは示されませんでした。

NZドルも連れ安しました。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは、オーストラリアとニュージーランドの高金利が見直され、来週にかけて豪ドルとNZドルに恩恵となる可能性があるとコメントしました。

「米株反落」

英FTSE100 6545p (+23p) 独DAX 9532p (-176p) 仏CAC 4163 p(-71p)

5日のヨーロッパの株式相場は、銀行株を中心に売られ大幅安でした。ただ、イングランド銀行による緩和期待からロンドンのFTSE100はプラス圏で取引を終えました。

米ダウ 17840ドル (-108ドル)  S&P500 2088p (-14p)  ナスダック 4822p(-39p)


ニューヨーク株式相場は反落しました。世界経済の減速懸念で、エネルギー関連株、素材株がけん引する形で下落しました。デルタをはじめ航空株の下げも目立ちました。個別には、シティグループのアナリストが業績見通しを引き下げたアップルが売られました。

ニューヨーク原油相場は大幅安でした。終値は4.88%安の46ドル60セント。金相場は.47%高の1358ドルでした。

NY時間05日午後4時、東京06日午前5時の数字を表示しています。

 [July 05, 2016]  No 031843441

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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