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2016/06/29マーケット: ポンド反発、見通しは弱気

「ユーロも買い戻し」 

ドル円=102.65円、 ユーロドル=1.1075ドル、 ポンド円=137.05円、トルコリラ円=35.31円、豪ドルドル=0.7385ドル、NZドルドル=0.7042ドル

28日の欧米の外国為替マーケットでは、イギリスの国民投票後のリスク回避ムードが後退、売り込まれていたポンドやユーロが反発しました。

ポンドは対米ドルで買い戻されました。ただ、上昇率は1%未満にとどまり、国民投票後の11%安の下げを消すには程遠い状況。利益確定の動きが影響したとの指摘があります。ポンドは対円では137円台まで上昇しました。

イギリスの政治や世界経済をめぐる不透明感が依然として強く、ポンドの下落が続くとの見方が優勢です。 主要金融機関のストラテジストは、ポンドの対米ドル相場が年末までに1.15〜1.25に下落すると予想しています。JPモルガン・アセット・マネージメントのストラテジストは、離脱の連鎖が懸念されるとして、ポンドの下落基調が続くだろうとCNBCにコメントしました。

ユーロも反発しました。対米ドル、対円で高く推移しました。ECBの追加緩和への期待を背景に、スペイン、イタリア、ポルトガルなど南欧の国債利回りが低下、反面、ドイツ国債の利回りが上昇しました。

円と米ドルは、いずれも売られました。米ドルは対円で上昇しました。アメリカの第1四半期のGDP確定値は、年率換算で前期比1.1%増と、改定値の0.8%から上方修正されました。予想の1.0%増を上回りました。コンファレンス・ボードの6月の消費者信頼感指数は去年10月以来の高水準でした。米2年債、米10年債の利回りが上昇しました。

新興国通貨は軒並み上昇しました。クロス取引のトルコリラの対円相場は大幅反発しました。トルコ最大の空港であるイスタンブールのアタチュルク国際空港で28日午後、爆発が少なくとも2回ありました。自爆テロとみられています。28人が死亡したと伝えられました。速報を受けリラが上げ幅を縮めました。

南アフリカランドも対円で大幅に上昇しました。

原油をはじめコモディティの価格が反発。これを受けて、資源国通貨のカナダドル、豪ドルが対米ドル、対円で高く取引されました。NZドルも堅調に推移しました。

「欧米株、大幅反発」

英FTSE100 6140p (+158p) 独DAX 9447p (+178p) 仏CAC 4088p (+104p)

28日のヨーロッパの株式相場は大幅に反発しました。バークレイズをはじめとする銀行株やトーマス・クックなどイギリスの旅行関連株が買い戻されました。ロンドンのFTSE100は2.64%上昇しました。

米ダウ 17409ドル (+269ドル)  S&P500 2036p (+35p)  ナスダック 4691p(+97p)

ニューヨークの株式相場も反発しました。エネルギー関連株が上げをけん引しました。前日の下げをほぼ消した格好です。この日の高値で取引を終えました。

ニューヨーク原油相場は大幅高でした。終値は3.3%高の47ドル85セント。金相場は0.51%安の1317ドルでした。

NY時間28日 午後4時、東京時間29日午前5時の数字を表示しています。

[June 28, 2016]  No 031843437

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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