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2016/06/28マーケット: 大荒れ、米ドル円は目先の底近い?

「ポンド連日の急落」 

ドル円=102.07円、 ユーロドル=1.1014ドル、 ポンド円=134.90円、トルコリラ円=34.69円、豪ドルドル=0.7343ドル、NZドルドル=0.7005ドル

27日の欧米の外国為替マーケットは、イギリスの国民投票でEU離脱を決めたことを受けた混乱が続きました。

ポンドの下げがきつく、対米ドルで1985年半ば以来の31年ぶり安値を更新しました。イギリスのオズボーン財務相が市場安定のために行動すると発言しましたが、効果はなく、ポンド売りが止まりませんでした。大手金融機関のストラテジストの多くが、ポンドが一段安になると予想しています。ポンドは対円では一時133円台まで売られました。英10年債の利回りは初めて1%を割りました。

S&Pは、イギリスの格付けを最上位のAAA(トリプルA)から2段階引き下げAA(ダブルA)にしたと発表。見通しは「ネガティブ」としました。

EU離脱の連鎖懸念、経済への打撃に対する懸念が強く、ユーロも対米ドル、対円で大幅に下落しました。ECBのドラギ総裁は、ポルトガルのイベントで「イギリスのEU離脱は悲しい」と述べました。イベントには、FRBのイエレン議長とイングランド銀行のカーニー総裁が参加を予定していましたが、27日になってキャンセルされました。

質への逃避から、資金が円、米ドル、米国債などに向かっています。円は対米ドルで小幅高。米2年債、米10年債の利回りは低下しました。

BofAメリルリンチは、米ドル円は底打ちに近い水準にあるが、秋までに再び下値更新リスクがあると顧客向けレポートでコメントしました。米ドル円が自律反発後、秋までに再度100円割れし、90円台半ばを目指す可能性が高いとしています。

新興国通貨は全面安の展開。トルコリラは対米ドルで下落、クロス取引の対円相場は急落しました。

南アフリカはイギリスとの経済関係が深いことから、南アフリカランドに対する弱気な見方が増えています。原油安も影響して、ランド円が大幅安でした。

カナダドルの対円相場は77円台まで売られました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で大幅安でした。

「欧米株、大幅続落」

英FTSE100 5982p (-156p) 独DAX 9268p (-288p) 仏CAC 3984p (-122p)

27日のヨーロッパの株式相場は大幅続落しました。銀行株が下げを主導しました。フランクフルトのDAXは下落率が3%を超えました。

米ダウ 17140ドル (-260ドル)  S&P500 2000p (-36p)  ナスダック 4594p(-113p)

ニューヨーク株式相場も大幅続落。ヨーロッパの流れを引き継ぎました。銀行株のほか、景気に敏感な素材株の下げが目立ちました。取引終了間際に下げ幅がやや縮まりました。ダウとS&P500は、重要なチャート上の節目である200日移動平均をそれぞれ割りました

ニューヨーク原油相場は大幅続落しました。終値は2.75%安の46ドル33セント。金相場は0.17%高の1324ドルでした。

NY時間27日 午後4時、東京時間28日午前5時の数字を表示しています。

[June 27, 2016]  No 031843436

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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