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2016/06/18マーケット: 来週、円高圧力を警戒

「ポンド堅調」    

ドル円=104.09円、 ユーロドル=1.1275ドル、 ポンド円=149.39円、 
トルコリラ円=35.50円、豪ドルドル=0.7391ドル、NZドルドル=0.7058ドル

17日の欧米の外国為替マーケットでは、ポンドが対米ドル、対円で高く取引されました。

EU残留支持派のイギリスの女性議員が殺害されたことを受け、キャメロン首相が23日の国民投票を延期するとの噂が一部で出たこと、同情から残留支持が伸びるとの見方が広がったことがポンド買いにつながりました。国民投票をめぐる懸念が一旦後退した格好です。

ユーロも対米ドル、対円で上昇しました。

米ドルは対円で小動き。米10年債の利回りは上昇、米2年債は小動きでした。

トルコリラの対円相場は前日のニューヨークとほぼ同じ水準で推移しました。

原油価格が大幅反発。資源国通貨としての南アフリカランドは上昇。

原油に敏感なカナダドルは対円で高く取引されました。

前日に売られた豪ドルは対米ドル、対円で反発。NZドルも堅調でした。

「英投票決着の時」

来週の外国為替マーケットでは、23日のイギリスの国民投票が最大の材料。前半は思惑や観測、終盤は結果を受けて相場が大きく変動する可能性があります。

BofAメリルリンチは、顧客向け週間レポートの中で、離脱が決まった場合、米ドル円が100円を割り込み下落するだろうとコメントしました。参考として、1米ドル=100円を割り95円に向かうと日本の当局が介入する可能性があるとの見方があるとしています。残留の場合は、米ドル円が反発するが、円高の解消にはならないと予想しました。ポンド相場については、離脱の場合は対米ドルで10%下落、残留では10%上昇するとの見方。

スコシアバンクは、米ドル円のテクニカル分析での下値は102円、次は100円とし、上値抵抗線は104円80銭だとコメントしました。

ロイタージャパンは、避難先通貨の円やスイスフランが引き続き上昇圧力にさらされ、米ドル円の下値リスクが意識されやすい展開となりそうだとの見通しを配信しました。レンジは、米ドル円が101円〜106円、ユーロ米ドルは1.1100ドル から1.1500ドルと予想しました。

イギリスの国民投票の2日前の21日、トルコの中央銀行が金融政策委員会を開催します。3つの政策金利のうち金利水準が最も高い翌日物貸出金利が現行の9.50%から0.50%追加で利下げされるとの見方が優勢です。

来週はさらに、21日に公表されるオーストラリア中銀の議事要旨が豪ドルに影響しそうです。

「米株反落」

ダウ 17675ドル (-57ドル)  S&P500 2071p (-6p)  ナスダック 4800p(-44p)

ヨーロッパの株式相場は上昇しました。原油高を好感、銀行株が買い戻されました。DAXは0.85%高の9631。FTSE100は1.19%高の6021でした。

17日のニューヨーク株式相場は反落しました。イギリスの国民投票を控え、積極的な売買が控えられました。ヘルスケア株の下げが目立ちました。個別には、iPhone6 とiPhone6plusが中国メーカーの商品に似ているとして中国で販売差し止めの動きがあることを受け、アップルが大幅安でした。

一方、ニューヨーク原油相場の終値は3.83%高の47ドル98セント。金相場は0.28%安の1294ドルでした。
NY時間17日 午後4時、東京時間18日午前5時の数字を表示しています。

[June 17, 2016]  No 031843430

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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