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2016/06/17マーケット: 円高どこまで

「ポンド円、一時145円台」 

ドル円=104.30円、 ユーロドル=1.1239ドル、 ポンド円=148.23円、トルコリラ円=35.53円、豪ドルドル=0.7365ドル、NZドルドル=0.7040ドル

16日の欧米の外国為替マーケットでは、円全面高の展開でした。日銀が追加緩和を見送り、政策を据え置いたことを受けたアジア市場の流れを引き継ぎました。

米ドルは対円で一時103円半ばまで売られました。日銀の介入に対する警戒感が一部で根強く、後半の取引では104円台前半に戻りました。米国債はまちまちでした。

年初来安値だった105円50銭を超えて円高が進み、テクニカル・アナリストが重視していた複数の円の抵抗線を抜けたことで、円が一段高になるとの見方が少なくありません。

スコシアバンクは、米ドルのベア(弱気)のモメンタムが加速しているとした上で、102円までは米ドルの目だった支持線がなく、その先は100円ちょうどだとしています。

一方、BKアセット・マネージメントのストラテジストは、米ドル円が104円ちょうど近辺の一定のサポートが確認されたことで、2、3日で落ち着く可能性があるとコメントしました。

ポンドは対円で一時145円台まで下落しました。ただ、EU残留を訴えていたイギリスの下院議員が殺害されたことを受け、ポンドが買い戻され、下げ幅を縮めました。事件が同情を呼び、残留派が支持を伸ばすきっかけになるとの見方があります。

イギリスのEU離脱をめぐる懸念は、円やスイスフラン、金といった伝統的な「逃避資産」だけではなく、一部で米ドル買いにもつながっています。ユーロは対米ドルで下落、対円では一時115円台まで売られました。

新興国通貨は全面安。クロス取引のトルコリラの対円相場は急落しました。

原油安も加わり、南アフリカランドの対円相場が大幅安でした。

原油に敏感なカナダドルの対相場は一時節目の80円を割りました。

リスク回避時に売られやすい豪ドルは対米ドル、対円で下落しました。NZドルは、対米ドルでほぼ横ばい、対円では安く取引されました。

「米株反発」

ダウ 17733 ドル(+92ドル)  S&P500 2077p (+6p)  ナスダック 4844p(+9p)

16日のニューヨーク株式相場は6日ぶりに反発しました。ヨーロッパの株式市場で終盤に買いが増えたこと、S&P500がチャート上の節目の2050を割らなかったことで心理が改善しました。ダウは一時100ポイント上げました。BofAメリルリンチが投資判断を引き下げたアメリカン航空など航空株は安く取引されました。

ニューヨーク原油相場の終値は3.75%安の46ドル21セント。金相場は0.78%高の1298ドルでした。

NY時間16日 午後4時、東京時間17日午前5時の数字を表示しています。

[June 16, 2016]  No 031843429

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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