2分でわかるアメリカ

2016/06/15マーケット: 米ドル円、105円50銭を意識

「ユーロ、118円台」 

ドル円=106.12円、 ユーロドル=1.1204ドル、 ポンド円=149.69円、トルコリラ円=36.14円、豪ドルドル=0.7356ドル、NZドルドル=0.6999ドル

14日の欧米の外国為替マーケットでは、EU離脱の是非を問うイギリスの国民投票への警戒感から、引き続き安全資産とされる円が幅広く買われました。米ドルも堅調でした。

米ドル円は106円ちょうど近辺で取引されました。米国債は小動き、終盤に利回りが上昇したことで米ドルがやや買い戻されました。

米ドル円について投資家は、年初来安値の105円50銭を意識しています。その水準を超えれば、米ドル安円高が100〜102円に進むとみています。円が一段高になると介入の可能性があると一部で指摘されています。投資家が神経質になっています。

ポンドは対米ドルで1%超安と大幅下落。対円では149円台で取引されました。マーケットでは、イギリスの国民投票後にポンドがどう動くかに注目が集まっています。ソシエテ・ジェネラルのアナリストは、離脱が決まれば、その直後にポンドが対米ドルで5 〜10%下がるだろうとロイターにコメントしました。

イギリスのブックメーカー(賭け業者)によりますと、EU残留に賭ける人の割合が先週の78%から55%に低下しました。

Brexitへの警戒感は、ユーロ相場も押し下げました。対米ドルで一時1.12を割りました。対円では118円台で推移しました。

新興国通貨は軟調でした。トルコリラは対米ドルで下落。対円では一時36円を割りました。

南アフリカランドの対円相場も安く取引されました。イギリスとの関係が深い南アフリカ経済もBrexitの打撃が大きいとみられています。

原油相場は続落。カナダドルの対円相場は82円台前半から半ばで推移しました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で下落しました。

「米株続落、金融株安い」

ダウ 17674ドル (-57ドル)  S&P500 2075p (-3p)  ナスダック 4843p(-4p)

14日のニューヨーク株式相場は続落しました。イギリスの国民投票をめぐる不透明感で心理が悪化しました。FOMCの結果を明日に控え、積極的な取引が控えられました。金融株の下げが目立ちました。

BofAメリルリンチによりますと、ファンドマネジャーのキャッシュ・ポジションが過去15年で最高水準に膨らんでいます。

ニューヨーク原油相場の終値は、0.8%安の48ドル49セント。金相場は小幅高、終値は1288ドルでした。

NY時間14日 午後4時、東京時間15日午前5時の数字を表示しています。

[June 14, 2016]  No 031843427

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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