2分でわかるアメリカ

2016/06/09マーケット: 米ドル軟調、ランド大幅高

「円堅調」

ドル円=107.00円、 ユーロドル=1.1393ドル、 ポンド円=155.20円、トルコリラ円=36.95円、豪ドルドル=0.7471ドル、NZドルドル=0.7016ドル

8日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調でした。

米ドルは対円で一時106円台後半に下落しました。決め手となる材料はありませんでしたが、FRBの早期利上げ観測の後退が背景です。CMEフェッドウォッチによりますと、6月利上げの確率はほとんどなく、年内利上げの確率が63%あることを示唆しています。

ユーロは対米ドルで一時1.14台まで買われました。ドイツ国債が過去最低水準で推移しましたが、全体的な米ドル安の流れを受けました。

ポンドは依然、荒い値動き。対円では156円台で取引が開始しましたが、一時154円台に下落しました。

スカイニュースは、23日のEU離脱の是非を問う国民投票に関し、イギリスの選挙管理委員会が80%という高い投票率を想定して準備していると伝えました。

7日夜のITVのテレビ討論会では、残留を求めるキャメロン首相と離脱を主張する独立党のナイジェル・ファラージ党首が移民問題をめぐり激しく対立しました。ITVとBBCは、投票前にそれぞれ複数回の討論会を予定しています。

トルコリラは対米ドルで小幅高でしたが、クロス取引の対円では軟調でした。

南アフリカランドは大幅高。フィッチが、南アフリカの格付けを投資適格級に据え置いたことを好感しました。ランドは、S&Pが先週、格付けを据え置いて以降、堅調に推移しています。フィッチの据え置きで一段高になりました。

原油価格が続伸、カナダドルは対米ドルで堅調でした。対円ではほぼ横ばいでした。

豪ドルは、中国の強い経済指標を受け対米ドルで上昇。ただ、対円ではやや軟調でした。

NZドルは高く取引されました。ニュージーランド中銀は政策金利を2.25%で据え置くことを決めました。声明では、追加利下げの可能性を示唆しました。

「ダウ1万8000乗せ」

ダウ 18005ドル (+66ドル)  S&P500 2119p (+6p)  ナスダック 4974p(+12p)

8日のニューヨーク株式相場は小幅高でした。原油高を受け、素材関連株がけん引する形で買いが優勢でした。ダウは、心理的な節目の1万8000台に乗せて取引を終えました。

 ニューヨーク原油相場の終値は1.73%高の51ドル23セント。金相場は1.23%高の1262ドルでした。

NY時間08日 午後4時、東京時間09日午前5時の数字を表示しています。

[June 08, 2016]  No 031843423

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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