2分でわかるアメリカ

2016/06/03マーケット: 円買い進む、ユーロ安

「1ドル=108円台」 

ドル円=108.83円、ユーロドル=1.1152ドル、ポンド円=157.03円、トルコリラ円=36.84円、豪ドルドル=0.7225ドル、NZドルドル=0.6802ドル

2日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円で2週間ぶりの安値をつけました。

明日の5月の雇用統計を前に発表されたADPの全米雇用報告の民間雇用者の増加数が小幅ながら予想を下回りました。FRBの6月利上げ観測が後退する形になりました。金利先物市場が示唆する6月利上げの確率は17%に低下しました。

ニューヨーク株式市場で売りが先行、OPEC総会が生産上限で合意に失敗したことを受けて原油価格が下落、リスク回避が米ドル円相場を押し下げました。後半の取引で株価と原油価格がそれぞれ持ち直しましたが、米ドルが買い戻されることはありませんでした。安倍首相の消費税増税の2年半の先送りも依然として米ドル売り円買いにつながっています。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは、明日の雇用統計について、通信大手ベライゾンのストライキが影響して予想より弱い可能性があるとコメントしました。反対に強い場合は、米ドル円が110 円に戻る可能性があるとしています。

ユーロは対米ドルで下落しました。ECBは理事会で政策の据え置きを決めると同時に、今年のインフレ率と成長率の見通しを引き上げました。ただ、追加緩和観測が根強く、ユーロは安く取引されました。

ポンドは対米ドルで小動き。対円では続落しました。

トルコリラは対米ドルで小幅安。クロス取引の対円相場は大幅安でした。

南アフリカランドの対円相場は小動きでした。

カナダドルの対円相場は83円ちょうど近辺に下落しました。

豪ドルは対米ドル、対円で下落しました。オーストラリアの4月の小売売上高が予想に届かなかったことが影響しました。NZドルも連れ安しました。

「米株小幅高」

ダウ 17838ドル (+48ドル)  S&P500 2105p (+5p)  ナスダック 4971p(+19p)

2日のニューヨーク株式相場は小幅高でした。売りが先行しましたが、後半にヘルスケア株主導で上げに転じました。雇用統計の発表を控え、積極的な取引が控えられました。S&P500は心理的な節目の2100を超えて取引を終えました。

ニューヨーク原油相場は、OPEC総会の結果を受け一時大幅安でしたが、終盤に買い戻されました。終値は0.33%高の49ドル17セント。

金相場は0.17%安の1212ドルでした。

 [June 02, 2016]  No 031843419

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.12.15 更新マーケット: 来週の米ドル/円、下振れするか「リスク回避で円高」14日の欧米の外国為替マーケットでは、円が幅広く買われました。中国経済の減速を示す経済データが相次いで発表され、ユーロ圏の製造業と非製造業の…
  • 2018.12.14 更新マーケット: ユーロとトルコリラ小動き、ポンド続伸「資源国通貨が堅調」13日の欧米の外国為替マーケットでは、4つの中央銀行の金融政策を決める会合が注目されました。ECB、スイス中銀、ノルウェー中銀、トルコ中銀は…
  • 2018.12.13 更新マーケット: ポンド大きく戻す、ユーロ高い「ランド堅調」12日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドを買い戻す動きが目立ちました。イギリスの与党・保守党の離脱強硬派として知られるユーロピアン・リサーチ…
  • 2018.12.12 更新マーケット: ポンド続落、トルコリラ軟調「ユーロ下落」11日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが続落しました。イギリスの与党・保守党の議員らが、メイ党首(首相)の不信任投票の発動に十分な48通の…
  • 2018.12.11 更新マーケット: ポンド急落、米ドル堅調「カナダドル下落」10日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドが目立って下落しました。EUと合意した離脱協定案のイギリス議会の採決が延期されたことが大きく影響…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ