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2016/05/28マーケット: 来週は材料多い、米ドルはどこへ

「米ドル堅調」    

ドル円=110.38円、 ユーロドル=1.1111ドル、 ポンド円=161.23円、
トルコリラ円=37.24円、豪ドルドル=0.7181ドル、NZドルドル=0.6691ドル

27日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。

注目されたFRBのイエレン議長の講演後も、6月もしくは7月に利上げするとの見方は変わりませんでした。アメリカの第1四半期のGDP改定値は0.8%増と、速報値の0.5%から上方修正されました。予想の0.9%増には届きませんでしたが、全体的には好感されました。

米ドルは対円で小幅高。110円を挟んで推移していましたが、イエレン議長の発言後に米ドルが上げ幅をやや伸ばしました。米国債利回りが上昇したことも米ドル買いにつながりました。

ユーロは対米ドルで下落。利益確定の動きがユーロを押し下げました。ユーロは対円でも軟調でした。

ポンドの対米ドルで小幅安、対円で小幅高でした。

新興国通貨は軟調。この流れで、トルコリラの対相場は小幅安でした。

原油価格が続落。カナダドルの対円相場は横ばいでした。

資源国通貨としての南アフリカランドの対円相場は下落しました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で軟調に推移しました。

「来週は材料豊富」

30日月曜日はアメリカのメモリアルデーで連邦祝日。イギリスはバンク・ホリデーです。週初めは薄商いになることが予想されます。週後半に材料が多く、相場が動く可能性があります。

最大の注目は、3日発表のアメリカの5月の雇用統計。アメリカの早期利上げ観測が持続するかが焦点です。来週はまた、セントルイス地区連銀のブラード総裁(ソウルで30日)、パウエル理事(2日)、シカゴ地区連銀のエバンス総裁(ロンドンで3日)、クリーブランド地区連銀のメスター総裁(3日)が講演を予定しています。材料視されています。

ロイタージャパンは、来週の米ドル円について、利上げ観測が後退すれば下値リスクが意識されるが、109円を下回る水準では実需や値ごろ感から買いが流入、底堅さが維持されそうだとの見通しを伝えました。レンジは、米ドル円は108円50銭〜111円、ユーロ米ドルが1.1150ドル〜1.1300ドルと予想しました。

スコシアバンクは、テクニカル分析で米ドル円は109円50銭〜110円50銭と予想。110円50銭を超えて米ドルが買われた場合、111円50銭に向かうとコメントしました。

来週2日、ECBが理事会を開きます。政策を据え置くとみられています。理事会後のドラギ総裁の会見で将来の追加緩和を示唆するかが注目。

同じ2日には、OPEC総会が予定されています。50ドルをつけた後、原油価格が反落しました。総会の決定と原油価格が引き続きカナダドルをはじめとする資源国通貨に影響しそうです。

南アフリカでは、与党ANCの幹部会議が28日と29日に開かれます。ズマ大統領の未来を決めることになりそうです。南アフリカランド相場に影響する可能性が指摘されています。

また、1日にはニュージーランドで乳製品のオークションが予定されています。注目です。同じ1日発表の中国の製造業PMIもNZドル、そして豪ドルに影響する可能性があります。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは、来週の豪ドルとNZドルは、中国の統計、そして米ドル円相場の影響を受けそうだとコメントしました。

「米株小幅高」

ダウ 17873ドル (+44ドル)  S&P500 2099p (+8p)  ナスダック 4933p(+31p)

27日のニューヨーク株式相場は小幅高でした。イエレン議長の発言後も上昇を維持しました。3連休を控え、積極的な取引が控えられました。

ニューヨーク原油相場の終値は0.30%安の49ドル33セント。金相場は0.49%安の1216ドルでした。

NY時間27日 午後4時、東京時間28日午前5時の数字です。

米国時間30日月曜日は「メモリアルデー」のため連邦祝日。お休みとし、31日に再開します。

[May 27, 2016]  No 031843416

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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