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2016/05/14マーケット: 来週のドル円、110円試す?

「円堅調」

ドル円=108.63円、 ユーロドル=1.1307ドル、 ポンド円=156.07円、
トルコリラ円=36.56円、豪ドルドル=0.7266ドル、NZドルドル=0.6768ドル


13日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円で下落しました。

アメリカの4月の小売売上高が予想外に強く、FRBが年内に複数回追加利上げするとの観測が広がりました。米ドル買いが先行しましたが、ニューヨーク株式相場の下げ幅が拡大、米国債利回りが低下したことで、米ドルが対円で下げに転じました。

ユーロは対米ドル、対円で下落しました。

ポンドの対円相場は156円ちょうど近辺に反落しました。

新興国通貨は全体的に軟調。トルコリラの対円相場は下落。

原油価格が反落。原油に敏感なカナダドルが軟調でした。資源国通貨としての南アフリカランドが対円で下落しました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で安く取引されました。

「米指標とFRB幹部」

来週は、17日に発表されるアメリカの消費者物価指数と18日公表のFOMC議事要旨が材料になりそうです。また、サンフランシスコ地区連銀、アトランタ地区連銀、ダラス地区連銀のそれぞれの総裁が17日に講演、そして、19日にはニューヨーク連銀のダドリー総裁の発言機会があります。相場を左右する可能性があります。

ロイタージャパンは、来週の米ドルの対円相場について、アメリカの経済指標次第で上値を試す可能性があるとの見通しを配信しました。FRB当局者から6月利上げを意識させる発言があれば、110円が見えてくるとしています。ただ、株安が進めば、逃避買いで円が買われだろうとしています。レンジは、米ドル円が107〜110円、ユーロ米ドルは1.1200ドル〜1.1500ドルと予想しました。

スコシアバンクは、米ドル円について、テクニカル分析では「中立・ブル(強気)」で、米ドル買いのモメンタムが強まれば111円50銭を目指すとコメントしました。米ドルの下値は108円50銭と予想しました。

このところ、日本の要人らの踏み込んだ口先介入などが影響して米ドル円が堅調に推移しています。米ドル高円安が続くかどうかは見方が分かれています。マーケット・ウォッチによりますと、UBSは米ドル高が短期で終わると予想しています。反面、ゴールドマン・サックスは「米ドルが長期的な底を打った可能性がある」と見ています。

来週18日には、日本の1-3月期のGDPが発表されます。日本の要人の発言と合わせ、米ドル円相場に影響するとみられています。

一方、南アフリカ中銀が19日に金融政策委員会を開きます。インフレ率の伸びが鈍化していることなどから、政策金利を据え置くと予想されています。

このところ豪ドルが軟調ですが、19日発表のオーストラリアの雇用統計が注目されます。

「米株下落」

ダウ 17535ドル (-185ドル)  S&P500 2046p (-17p)  ナスダック 4717p(-19p)

13日のニューヨーク株式相場は下落しました。原油安を受け、エネルギー関連株がけん引する形で下げが拡大しました。終盤に一段安になりました。ダウとS&P500は、週間ベースで3週連続下落しました。

ニューヨーク原油相場の終値は1.05%安の46ドル21セント。金相場は0.21%高の1272ドルでした。

NY時間13日 午後4時、東京時間14日午前5時の数字です。

[May 13, 2016]  No 031843406

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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