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2016/05/13マーケット: 追加緩和観測、再び109円台

「ポンド堅調」 

ドル円=109.02円、 ユーロドル=1.1373ドル、 ポンド円=157.49円、トルコリラ円=36.74円、豪ドルドル=0.7318ドル、NZドルドル=0.6811ドル

12日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円で反発しました。

コロンビア大学の伊藤教授の発言が材料になりました。ロイターのインタビューの中で伊藤教授は、日銀が今年6月か7月の金融政策決定会合で追加緩和を決める可能性があると指摘しました。介入する場合には、足元の相場が「過度の変動」にあたるとG7各国に説得できるかどうかがポイントだとしています。特に、アメリカの理解を得られるかどうかにかかっていると述べました。伊藤教授は、日銀の黒田総裁が財務官だった1999年からの2年間、副財務官をつとめています。

伊藤教授の「追加緩和発言」を受け、米ドルは対円で109円台に戻しました。米国債利回りが上昇したことも米ドル買いにつながりました。

テンパス・コンサルティングのストラテジストは、「日銀が来月、追加緩和に踏み切るとの見方を信じる。年後半には1米ドル=120〜125円にもどるのではないかと予想する」とロイターにコメントしました。

ポンドは対米ドルでほぼ横ばい。対円では高く取引されました。イングランド銀行は、12日の金融政策委員会で、政策の据え置きを全会一致で決めました。一部では、メンバーの1人か2人が利下げを主張するのではないかと予想されていました。

ユーロは対米ドルで下落。対円では上昇しました。ドイツ銀行は、2016年末のユーロドルの見通しについて、従来の1.00から1.05に修正しました。2017年末については、従来の0.85 から0.90へ予想を変更しました。

トルコリラは対米ドルで小幅安。クロス取引の対円は、米ドル円の上昇を受け、小幅高でした。

原油価格が続伸。原油に敏感なカナダドルは対円で高く取引されました。資源国通貨の南アフリカランドの対円相場は堅調でした。

豪ドルは売られました。オーストラリア中銀の追加利下げ観測が背景。NZドルは対米ドルで軟調、対円では堅調でした。

「米株まちまち」

ダウ 17720ドル (+9ドル)  S&P500 2064p (-0.3p)  ナスダック 4737p(-23p)

12日のニューヨーク株式相場はまちまちでした。アップルが業績懸念などで大幅下落したことが投資家心理に影響、積極的な買いが控えられました。

ニューヨーク原油相場は1.02%高の46ドル70セント。金相場は0.34%安の1271ドルでした。

NY時間12日 午後4時、東京時間13日午前5時の数字です。

[May 12, 2016]  No 031843405

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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