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2016/04/30マーケット: 来週の米ドル円どうなる

「ユーロ、対米ドルで高い」
    
ドル円=106.41円、 ユーロドル=1.1450ドル、 ポンド円=155.47円、           
トルコリラ円=37.95円、豪ドルドル=0.7598ドル、NZドルドル=0.6977ドル


29日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルの対円相場が一段安になりました。ユーロは対米ドルで高く取引されました。

日銀が予想外に追加緩和を見送ったことが引き続き材料になりました。ミシガン大学の消費者信頼感指数が弱く、米国債の利回りが低下しました。ニューヨーク株式相場が続落したことも米ドル売りにつながりました。

米ドルは対円で106円台に下落しました。週間ベースの米ドル円の下落率は、2008年の金融危機以来で最大でした。

ユーロは対米ドルで上昇しました。ユーロ圏の第1四半期のGDP速報値が前期比0.6%増となり、予想を上回ったことが材料視されました。

ポンドは対米ドルで小動き。対円では155円台に下落しました。

米ドルが対円で下落したため、クロス取引のカナダドル円、トルコリラ円、南アフリカ円は軒並み売られました。

NZドルは対米ドルで堅調、対円では下落しました。ニュージーランド中銀が金利を据え置いたことが引き続き材料になりました。

豪ドルは対米ドル、対円で下落しました。

「来週は材料多い」

来週、日本はゴールデン・ウィークですが、相場に影響しそうな材料が少なくありません。最大の注目は6日発表のアメリカの雇用統計。2日のISM製造業業況指数も材料になる可能性があります。

来週の米ドル円についてロイタージャパンは、日本の連休中に投機筋による下攻めが警戒されているとの見通しを配信しました。アメリカの経済指標でFRBの利上げ期待が後退するような弱い結果になれば、米ドル売り円買いが強まりそうだとしています。ただ、投機筋の円買いポジションが積み上がっていて、きっかけ次第で巻き戻しによる円安のリスクも意識されていると伝えました。レンジは、米ドル円が106円50銭〜110円ちょうど、ユーロ米ドルが1.1250ドル〜1.1450ドルと予想しました。記事は、29日の相場が反映されていません。

円相場について105円〜106円のレンジがターゲットになったとの見方が増えています。スコシアバンクは、テクニカル分析では、米ドルのベア(弱気)を示しているとした上で、105円まで目立った米ドルの支持線がないとコメントしました。

ウエストパックのストラテジストは「G7サミットを控え、誰も介入を心配していない」とした上で、円が105円まで上昇するだろうとFTにコメントしました。

一方、BKアセットマネージメントのストラテジストは、106円65銭を超えて米ドル円が下落したことで、直ぐに106円を割るだろうとコメントしました。ただ、105円の支持線は厚そうだとしています。

来週3日、オーストラリア中銀が金融政策委員会を開きます。2.0%の政策金利を据え置くとの見方が優勢です。ただ、オーストラリアの第1四半期のインフレ率が予想外に弱かったことで、一部で利下げ予想があります。

同じ3日には、ニュージーランドの乳製品のオークションが開催されます。NZドルに影響する可能性があります。

「米株続落」

ダウ 17773.64ドル (-57ドル)  S&P500 2065p (-10p)  ナスダック 4775p(-29p)

29日のニューヨーク株式相場は続落しました。ホームデポ、トラベラーズ、ウォルマートが売られ大幅安で推移しましたが、終盤に下げ幅を縮めました。アップルは1.15%安でした。

ニューヨーク原油相場の終値は0.24%安の45ドル92セント。金相場は1.90%高の1290ドルでした。

NY時間29日 午後4時、東京時間30日午前5時の数字です。

[April 29, 2016]  No 031843396

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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