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2016/04/16マーケット: 来週の円、再び上昇基調も

「米ドル軟調」
    
ドル円=108.72円、 ユーロドル=1.1279ドル、 ポンド円=154.36円、
トルコリラ円=38.03円、豪ドルドル=0.7712ドル、NZドルドル=0.6910ドル


15日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調でした。

アメリカのミシガン大学の消費者信頼感指数が予想以上に落ち込んだことが影響しました。米国債利回りが低下、米ドル売りを誘いました。

リスク回避で円が買われました。対米ドルで堅調に推移しました。

15日にワシントンDCで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議の声明には、通貨安競争を回避するという文言が盛り込まれました。同時に、為替相場安定の重要性を再確認しました。サプライズはありませんでした。

ユーロは対米ドルで小幅高。対円では小幅安でした。

ポンドは対円でやや軟調でした。

原油価格が下落。原油に敏感なカナダドルは対円で84円台半ばに下落しました。

新興国通貨は全体的に軟調。南アフリカランドは対円で下落。トルコリラの対円相場は、38円台ちょうど近辺に値を下げました。

NZドルは堅調でした。注目を集めた中国のGDPが2009年以来の低成長となったものの、一部で懸念されたほど落ち込まなかったことで安心感が広がりました。

豪ドルは対米ドルで上昇しましたが、対円では軟調でした。

「ドーハ会議に注目」

来週の外国為替マーケットでは、材料視される経済指標の発表が薄いです。G20会議の解釈、ドーハ会議の結論が相場に影響する可能性があります。

ロイタージャパンは、ドーハ会議後も原油価格が底堅く推移すれば、米ドル円は12日からの反発局面での値を維持する可能性があるとの見通しを伝えました。しかし、ドーハで増産凍結協議が決裂した場合などは、投機筋があらためて円買いを仕掛ける可能性が高まるとしています 。レンジは、米ドル円が107円50銭〜110円50銭、ユーロ米ドルは1.1150ドル 〜1.1450ドルと予想しました。

ECBは来週21日に理事会を開催します。BofAメリルリンチは、政策変更がないと見ています。前回の理事会の積極的な緩和措置をマーケットが失望したため、ドラギ総裁が防衛に注力するだろうとしています。

また、BofAメリルリンチは、円相場に関し、中長期的に円高圧力が続くと予想しました。年内は続く見通しだと。米ドル円の6月末は115円、9月末は113円、12月末は110円になると予想。そして、2017年は、四半期ごとに112円、113円、114円、115円と緩やかに円安が進むと見ています。

一方、スコシアバンクは、テクニカル分析は米ドルが対円でネガティブに動くことを示しているとコメントしました。来週、円の上昇基調が再開する可能性があるとしています。

来週20日には、トルコ中銀が金融政策委員会を開きます。バシュチュ氏の後任として就任したチェティンカヤ新総裁の初の会合。マーケットは金利据え置きを予想していますが、エルドアン大統領の利下げを求める政治圧力に新総裁がどう対応するかが注目です。

来週後半は、その次の週にFRBの会合と日銀の会合を控え、マーケット全体に様子見ムードが広がる可能性が指摘されています。

「米株小幅安」

ダウ 17897ドル (-29ドル)  S&P500 2080p (-2p)  ナスダック 4938p(-7p)

15日のニューヨーク株式相場は小幅安でした。強弱感が入り混じる経済指標、ドーハ会議を控え、積極的な取引が控えられました。

ニューヨーク原油相場の終値は2.75%安の40ドル36セント。金相場は0.66%高の1234ドルでした。

NY時間15日 午後4時、東京時間16日午前5時の数字です。

[April 15, 2016]  No 031843386

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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