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2016/04/12マーケット: 介入水準は103円?

「米ドル円小動き」    

ドル円=107.89円、 ユーロドル=1.1403ドル、 ポンド円=153.57円、
トルコリラ円=38.04円、豪ドルドル=0.7592ドル、NZドルドル=0.6855ドル


11日の欧米の外国為替マーケットでは、原油価格の上昇などを受けリスク回避ムードがやや後退しました。新興国通貨、資源国通貨などが堅調でした。

リスク選好の局面では、逃避買いがなくなり、円安になるパターンが多いのですが、そうなりませんでした。

米ドルは対円で小幅安でした。ニューヨーク連銀の調査で、消費者のインフレ期待が低下したことなども米ドルをやや軟調にしました。米国債は小動きでした。

菅官房長官が定例会見で口先介入しましたが、効果は限定的でした。ワシントンDCでのG20財務相・中央銀行総裁会議を今週後半に、そして三重県でのG7首脳会議を来月に控え、日本当局が円売り介入に動きにくいとの見方が根強く、相場に影響しています。

Financial Timesは、日本の当局の介入への警戒があるが、口先介入はまだ5段階の3の水準にあり、外国政府と協調した最高段階の5の口先介入には至っていないと伝えました。1米ドル=105円が介入に踏み切る可能性がある水準とみられるが、日本政府が企業のブレークイーブンとする1米ドル=103円の可能性が高いとしています。

アメリカのルー財務長官は11日、Foreign Affairsの電子版に寄稿、競争力を優位にする通貨介入は容認できないと述べました。

ユーロは対米ドルで小幅高でした。

ポンドは堅調でした。対円で一時154円台に上昇しました。

原油価格が上昇したことを受け、原油に敏感なカナダドルが対円で上昇しました。

資源国通貨としての南アフリカランドも堅調でした。

先週後半に売り込まれたトルコリラは対円で38円台に戻しました。

豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で高く取引されました。中国政府の景気刺激策への期待が材料になりました。

「米株、下げに転じる」

ダウ 17556ドル (-20ドル)  S&P500 2041p (-5p)  ナスダック 4833p(-17p)

11日のニューヨーク株式相場は小幅安でした。このところ売り込まれていた銀行株などに買いが先行、高く推移しました。しかし、取引終了の直前に下げに転じました。この日の安値で取引を終えました。S&P500は年初水準を再び下回りました。今週から企業決算の発表が本格化します。決算を睨んだ展開が予想されます。

ニューヨーク原油相場は1.61%高の40ドル36セント。節目の40台にのせました。金相場は、1.14%高の1258ドルでした。

NY時間11日午後4時、東京時間12日午前5時の数字です。

[April 11, 2016]  No 031843382

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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