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2016/04/08マーケット: 米ドル円レンジに変化

「円独歩高」    

ドル円=108.39円、 ユーロドル=1.1370ドル、 ポンド円=152.33円、
トルコリラ円=37.82円、豪ドルドル=0.7504ドル、NZドルドル=0.6778ドル


7日の欧米の外国為替マーケットでは、円が引き続き買われました。

日銀が介入に動かないとの観測が円相場を押し上げています。米ドルは対円で一時107円台まで下落、2014年10月以来の安値をつけました。原油安、株安でリスク回避ムードが強まったこと、米国債の利回りが低下したことも、米ドル売り円買いにつながりました。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは、「日銀が105円という水準を非常に気にしているとの見方、一方で、100円が警戒水準との見方もある」とした上で、いずれにしても、それらの水準に円相場が近づいた場合は警戒した方が良さそうだとコメントしました。

BofAメリルリンチは7日付け調査レポート「FXウォッチ」の中で、円高による日本国内の政治圧力と、通貨外交上の圧力が中立化するのは、1ドル=100-105円のレンジだと考えられるとコメントしました。テクニカルでもクオンツ分析でも米ドル円の下落を示唆しているとしています。中期的には、100-105円に米ドル円のレンジが切り下がる可能性があり、戻り売りが賢明になる局面に再突入したと総括しました。

ユーロは対米ドルで反落しました。ただ、ユーロの下げ幅は限定的でした。ECBの複数の当局者が、必要に応じて追加緩和に踏み切る用意があることを示唆しました。

ポンドは引き続き売られました。対円では一時151円台に急落しました。アベノミクス相場の半値戻しである147円前後が視野に入ったとの見方があります。イギリスのEU離脱の是非を問う6月の国民投票を控え、不透明感がポンド売りを誘っています。

南アフリカランドは対米ドル、対円で売られました。リスク回避に加え、ズマ政権の経済政策に対する不信感がランド売りを誘いました。

新興国通貨は幅広く下落。トルコリラの対円相場は大幅安でした。

原油安も影響し、カナダドルが対円で一時81円台まで売られました。

リスク回避、コモディティ相場の下落を受け、豪ドルとNZドルが、それぞれ対米ドル、対円で下落しました。

「米株大幅反落」

ダウ 17541ドル (-174ドル)  S&P500 2041p (-24p)  ナスダック 4848p(-72p)

7日のニューヨーク株式相場は大幅に反落しました。世界経済の減速懸念、主要な中央銀行の政策の効果への疑問、そして円高などが嫌気されました。原油安でエネルギー関連株の下げが目立ちました。 ニューヨーク原油相場は1.29%安の37ドル26セント。金相場は1.11%高の1237ドルでした。

NY時間07日午後4時、東京時間08日午前5時の数字です。

[April 07, 2016]  No 031843380

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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