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2016/04/07マーケット: 110円割れ、介入の見方と見通し

「新興国通貨安い」    

ドル円=109.73円、 ユーロドル=1.1397ドル、 ポンド円=154.92円、
トルコリラ円=38.59円、豪ドルドル=0.7603ドル、NZドルドル=0.6826ドル

6日の欧米の外国為替マーケットでは、前日に続いて円が幅広く買われました。

当初は、円相場が110円に近づくと日銀が介入するとみられていました。しかし、いまは、介入のハードルが高い、当面介入しないとみられています。先月の上海でのG20財務相会議で通貨安競争を回避することで合意したこと、さらに、安倍首相がThe Wall Street Journalのインタビューで「恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」との認識を示したことなどが影響しています。世界経済の減速懸念も円買いにつながっています。

米ドルの対円相場は節目の110円を割りました。

スコシアバンクのストラテジストは、「過去の介入は円相場の方向を変えるのに効果的ではなかった」とFTにコメントしました。

元日銀のJPモルガン・チェースの佐々木氏は、米ドル円が年末までに103円まで下落すると予想したとロイタージャパンが伝えました。

一方、BofAメリルリンチは、レポート「各国為替・金利見通し4-6月期の展望」の中で、米ドル円の年末予想を110円と当初予想を変えませんでした。ユーロ米ドルについては、年末にパリティ(1.0)まで下落すると予想しました。

FRBが6日公表した3月のFOMCの議事要旨で、4月利上げが議論されたことがわかりました。しかし、世界的な景気減速に対するリスクが出ていることで慎重な対応が必要との見方で一致したことが明らかになりました。米国債利回りが上昇しましたが、米ドル買いにはつながりませんでした。

ユーロは対米ドルで上昇しました。対円では一時124円台に下落しました。

ポンドは対円で大幅続落しました。イギリスのEU離脱の是非を問う6月の国民投票に関するICMの世論調査では、残留派が44%、離脱派が43%ときっ抗しました。

原油価格は大幅に上昇しました。カナダドルは対米ドルで小幅高でしたが、対円では軟調でした。

新興国通貨は軟調。南アフリカランドは対円で下落。トルコリラは対円で続落しました。

豪ドルは小幅高。NZドルは対米ドルで堅調、対円では軟調でした。

「米株反発、原油高い」

ダウ 17716ドル (+112ドル)  S&P500 2066p (+21p)  ナスダック 4920p(+76p)

6日のニューヨーク株式相場は反発しました。終盤に一段高になりました。バイオ関連株の上昇が目立ち、ナスダックは大幅高でした。

ニューヨーク原油相場の終値は5.18%高の37ドル75セントでした。金相場は0.47%安の1223ドルで取引を終えました。

NY時間06日午後4時、東京時間07日午前5時の数字です。

[April 06, 2016]  No 031843379

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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