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2016/04/02マーケット: 来週の米ドル円、レンジ相場か

「ポンド安い」    

ドル円=111.59円、 ユーロドル=1.1390ドル、 ポンド円=158.72円、
トルコリラ円=39.50円、豪ドルドル=0.7676ドル、NZドルドル=0.6896ドル


1日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円で下落しました。

アメリカの3月の雇用統計は堅調だったものの、FRBの金融政策に影響するには不十分。一方、ISM製造業景気指数は予想を上回りました。

2つの重要な経済指標を受け、米ドル相場が上下に振れました。米ドルは対円では軟調、111円台に下落しました。

ユーロの対米ドル相場は小幅高。ユーロが下落する局面もありました。

ポンドは対米ドルで下落。対円では大幅安、158円台まで売られました。

新興国通貨は軟調でした。トルコリラの対円相場は39円台半ばに値を下げました。

原油価格が大幅下落したことを受け、原油に敏感なカナダドルの対円相場が安く取引されました。

資源国通貨としての南アフリカランドの対円相場は小幅安でした。

豪ドルはまちまち。対米ドルで堅調、対円では軟調でした。NZドルは下落しました。

「米ドル買い要因少ない」

来週の主な材料は、5日のISM非製造業景況指数と6日発表のFOMC議事要旨です。特に後者は、最近のFRB高官の発言に強弱感があるため、注目を集めています。

ロイタージャパンは、来週の米ドル円について、レンジ継続を基本線としつつ、下方向への警戒も必要だとの見通しを伝えました。FRBの早期利上げ観測が後退、アメリカ側からの米ドル買い要因に期待できなくなっているとしています。株安の局面では、リスク回避の円買いが強まりそうだと伝えました。レンジは、米ドル円が111円〜114円ちょうど、ユーロ米ドルが1.1200ドル 〜1.1500ドルと予想しました。記事は、アメリカ雇用統計の発表前に配信されていて、統計の内容と反応が反映されていません。

BKアセット・マネージメントのストラテジストは、雇用統計後に米ドル円が112円を割ったが、米ドル相場の崩壊を示すものではないとコメントしました。米ドル円は当面、110円50銭〜114円ちょうどのレンジで推移するだろうとしています。

スコシアバンクは、月間ベースの最新見通しの中で、4-6月期の米ドル円を112円と予想しました。その後、四半期ごとに115円、118円と円安方向に動くとの見通しです。

来週5日、オーストラリア中銀(RBA)が政策金利を発表します。2.0%の水準を据え置くと予想されています。年内に2回の利下げがあるとの見方が多く、声明で将来の利下げを示唆するか注目です。

同じ5日、ニュージーランドのフォンテラが乳製品のオークションを実施します。NZドルに影響しそうです。

トルコリラについては、4日発表のトルコの3月の消費者物価指数が材料になる可能性があります。指数が低下すると予想されています。

「米株上昇、原油大幅安」

ダウ 17792ドル (+107ドル)  S&P500 2072p (+13p)  ナスダック 4914p(+44p)

1日のニューヨーク株式相場は上昇しました。堅調な雇用統計とISM製造業指数を素直に好感しました。

ニューヨーク原油相場は大幅安でした。サウジアラビアの副皇太子の発言を受けて増産凍結への期待が後退しました。終値は4.04%安の36ドル79セントでした。

金相場は0.98%安の1223ドルで取引を終えました。

NY時間01日 午後4時、東京時間02日午前5時の数字です。

[April 01, 2016]  No 031843376

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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