2分でわかるアメリカ

2016/03/23マーケット: テロ懸念、ポンド急落

「米ドル円堅調」    

ドル円=112.31円、 ユーロドル=1.1218ドル、 ポンド円=159.59円、
トルコリラ円=39.13円、豪ドルドル=0.7619ドル、NZドルドル=0.6752ドル


22日の欧米の外国為替マーケットでは、ポンドの下げが目立ちました。

ベルギーのブリュッセルで発生した連続テロ事件を受け、EUの「人の移動の自由」への懸念が広がりました。イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票に関連し、離脱の機運が高まるとの見方でポンドが売られました。与党の保守党の重鎮であるダンカン・スミス大臣の辞任、さらに、格付け会社ムーディーズが、オズボーン財務相が先週発表した予算案が格付けを圧迫するとの見方を示したこともポンド売りにつながりました。

ポンドは対米ドルで急落、対円では節目の160円を割りました。

ユーロは対米ドルで小幅安でした。ドイツの3月のIFO業況指数は予想を上回った一方、ドイツのZEW景気指数を下回り、強弱感が混在しました。

ブリュッセルの連続テロ事件を受け、米ドルが対円で一時弱含みました。逃避の円買いが影響しました。ただ、後半の取引で米ドルが買い戻されました。米国債利回りが上昇、米ドル買いを誘いました。シカゴ地区連銀のエバンス総裁がアメリカ経済のファンダメンタルズの強さに言及したことも米ドルにポジティブでした。

南アフリカランドは対円で堅調でした。ただ、政局不安や国債格下げ見通しへの懸念が根強く、上値は限定的でした。

トルコリラは対米ドルで小幅安。対円では小幅高でした。

カナダドルが対円で堅調でした。

豪ドルは上昇しました。オーストラリア中銀(RBA)のスティーブンス総裁が「最近の豪ドル高はやや先走っている」と発言しましたが、豪ドル高を強くけん制したものではなかったため、豪ドル買いを誘いました。

NZドルは対米ドルで小幅安。対円ではほぼ横ばいでした。

「米株まちまち」

ダウ 17582ドル (-41ドル)  S&P500 2049p (-1p)  ナスダック 4821p(+12p)

22日のニューヨーク株式相場はまちまちでした。ブリュッセルの連続テロ事件の影響は限定的でした。

ニューヨーク原油相場の終値は0.07%安の41ドル45セントでした。金相場は0.35%高の1248ドルで取引を終えました。

NY時間22日午後4時、東京時間23日午前5時の数字です。

 [March 22, 2016]  No 031843369

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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