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2016/03/18マーケット: 米ドル円に神経質、ランド高い

「ポンド上昇」    

ドル円=111.40円、 ユーロドル=1.1315ドル、 ポンド円=161.35円、
トルコリラ円=39.09円、豪ドルドル=0.7644ドル、NZドルドル=0.6845ドル

17日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが幅広く売られました。

前日のFOMCの声明とイエレン議長の会見がハト派だったことが引き続き材料になりました。米2年債利回りが小幅上昇しましたが、米10年債利回りは小幅低下しました。

米ドルは対円で一時111円を割りました。日本の当局が意識していたとみられる水準に円が上昇、「日銀が介入に備えてレートを確認した」との噂が広がりました。介入をめぐる思惑で、米ドルが対円での下げ幅を縮めました。ただ、ロイターによりますと、日銀がレートチェックもしくは実際に介入した形跡は確認されていません。G20の「通貨安戦争を回避するとの合意」を日本の当局が意識しているとの指摘もあります。いずれにせよ、米ドル売り円買い圧力が強いです。

ユーロは対米ドルで上昇。対円では小幅安でした。ECBのドラギ総裁は17日、政策金利が長期間にわたり低水準にとどまるとの見通しを示しました。

ポンドは対米ドルで大幅高。対円でも上昇しました。イングランド銀行は17日、金融政策委員会を開き、全会一致で政策金利を過去最低の0.5%に据え置くことを決めました。資産買い入れプログラムの規模も据え置きました。イギリスがEUを離脱する懸念が、ポンドに打撃になっているとの認識を示しました。イングランド銀行はまた、今後3年で政策金利が上昇する公算が大きいとの見方を明らかにしました。

一方、南アフリカの中央銀行は17日の金融政策委員会で、政策金利であるレポレートを0.25%引き上げ7.0%にすることを決めました。インフレ率の上昇が背景で、予想通りでした。News24によりますと、南アフリカの銀行のエコノミストの多くが、今後2年間で少なくとも合計で2%の追加利上げがあると予想しています。

トルコリラの対円相場は小動きでした。

原油価格が大幅高、カナダドルは対米ドルで堅調でした。ただ、対円では小幅安でした。カナダのトルドー首相は、ブルームバーグに対し、現在のカナダドル相場は心地よい水準にあると述べました。

豪ドルは対米ドル、対円で高く取引されました。オーストラリアの失業率が低下したことが材料視されました。

NZドルは対ドルで2カ月ぶりの高値をつけました。対円でも上昇しました。

「ダウ、年初水準超える」

ダウ 17481ドル (+155ドル)  S&P500 2040p (+13p)  ナスダック 4774p(+11p)

17日のニューヨーク株式相場は上昇しました。前日のFOMC、原油高を好感しました。運輸関連株、エネルギー関連株の上昇が目立ちました。個別には、決算が強かったフェデックスが急上昇しました。反面、金融株は軟調でした。ダウは、年初水準を上回って取引を終えました。

ニューヨーク原油相場の終値は4.52%高の40ドル20セントでした。金相場は2.86%高の1265ドルで取引を終えました。

NY時間17日午後4時、東京時間18日午前5時の数字です。

 [March 17, 2016]  No 031843366

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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