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2018/09/22マーケット: 来週、円相場の基調変わるか

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「ポンド大幅安」

21日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドの下げが目立ちました。

イギリスのメイ首相が、EU離脱交渉が行き詰まっているとの認識を示したことが影響しました。前日までザルツブルクで開かれたEU首脳会議では、メイ首相の離脱方針の主要な部分を受け入れないとの声が相次ぎました。メイ首相は21日のテレビ演説で、相手に不可能なことを望むべきではないとして、EU側に代替案を用意するよう求めました。

メイ首相の演説を受け英ポンドは対米ドルで1.4%下落。対円で2円以上下げ147円台前半で取引されました。

ユーロも連れ安しました。対米ドル、対円で下落しました。

米ドルは対円でほぼ横ばいでした。米10年債利回りをにらんだ展開でした。

トルコリラの対米ドル相場は大幅反落。クロス取引の対円相場は18円を割りました。アルバイラク財務相が前日に発表した中期経済計画の消化が進み、具体策に欠け効果が限定的との失望的な見方が強まりました。

南アフリカランドは小動きでした。

資源国通貨はやや軟調。カナダドル、豪ドル、NZドルが、それぞれ対米ドル、対円で小幅反落しました。

「FOMCと通商問題」

来週の外国為替マーケットでは、アメリカの金融政策と通商問題が材料になりそうです。

FRBが金融政策を決める会合(FOMC)を開催します。26日までの2日間の日程で、0.25%利上げがコンセンサス予想。会合後のパウエル議長の記者会見とFRBスタッフの金利見通しが相場に影響する可能性があります。

24日が日米の閣僚級通商協議、26日に日米首脳会談が予定されています。また、24日には、アメリカの対中制裁第3弾が発動されます。アメリカとカナダがNAFTA見直しをめぐり交渉を再開する可能性もあります。

ロイタージャパンは、来週は日米通商協議とアメリカの金利動向が円安の持続力を左右しそうだとの見通しを配信しました。予想レンジについては、米ドル/円が111円〜114円、ユーロ/米ドルは1.1600米ドル 〜1.1900米ドルと予想しました。

一方、INGグループは、リスク選好ムードが強まりつつあるが、状況展開を慎重にみているとコメントしました。来週の円相場レンジは111円80銭〜113円10銭と予想。今後1カ月の目標は112円としています。来週のユーロは中立、豪ドルとNZドルはやや弱いとみています。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、米ドル/円の最近の動きをみると、FRBがややハト派に転じると投資家が考えていることがわかるとコメントしました。FOMCの決定が、特に米ドル/円に影響すると予想した上で、111円50銭に戻る可能性があるとしています。

興味深い見方もあります。BNPパリバ・アセットマネージメントは、FRBの来週の利上げが米ドルの売りシグナルになると予想しています。ブルームバーグによりますと、BNPパリバは米ドル指数が今後6〜9カ月で10%下げる可能性があるとみています。1.25米ドルまで米ドル安ユーロ高が進むと予想しました。一方、アトランタ拠点のインベスコは、年末のユーロ/米ドルが1.20米ドル、米ドル/円が104円と予想しました。

来週27日、ニュージーランド中銀が政策金利を発表します。政策金利を1.75%に据え置くとの予想がコンセンサス。総裁の声明が相場に影響する可能性があります。

「ダウ、連日の最高値」

21日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。貿易摩擦への懸念が後退したことが背景。ポンド安を好感しFTSEは122ポイント高。DAXは104ポイント上げました。

ニューヨーク株式相場はまちまち。ダウは88ポイント高で最高値を更新。S&P500は小幅安。ナスダックは反落しました。

ニューヨーク原油(WTI)相場は0.65%高の70米ドル78セント。金相場は0.83%安の1201米ドルでした。

NY時間21日 午後4時、東京時間22日午前5時時点の状況です。

[September 21, 2018] No 031843989   

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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