株価指数売買戦略レポート

二人のストラテジストが相場状況に応じて、適宜更新

2017/09/19 15:31株式大幅高の背景

【マーケットサマリ】

3連休明けの東京市場、後場から上げ幅を拡大しています。現物市場では一時日経平均が400円高となる場面がありました。今回の動きは明らかに株高が先行、それにつられる形で円売りがジリジリ進んでいます。この背景には、某証券会社のレポートで示された「衆議院解散前後の株価は平均的に上昇しやすい」によるところが大きいと思われます。ただでさえ、この時期は9月最終週の権利確定日に向けて投資家の買いが入りやすいところでもあり、そのタイミングが重なったとも言えるでしょう。

そして今晩から米国ではFOMCが開催されます。今回の会合でバランスシート縮小開始に関しての発表がなされることを市場は織り込み済み。ポイントは年内の追加利上げの有無及び来年にかけての利上げ見通し(現状3回の見通し)が維持されるのか否かです。あまりあてにはなりませんが、その確認を行うのがいわゆる「ドット・チャート」です。

<資料1>2017年6月のドット・チャート

出所:FRB

FOMC直前になって市場では年内の追加利上げ、来年以降の利上げが維持されるのでは?との期待が高まっています。当然、期待が裏切られた時の反応は大きくなります。正直、インフレ指標がターゲットの2%を下回る状況が続く中、さらには、ハリケーンによる被害が不透明な中、追加の利上げに関して踏み込んだ言及を行うことは難しいのではないでしょうか。つまり、「期待で買われ、結果で売られる」パターンになるのでは?と考えています。

チャートを確認してみましょう。日米の株価指数は買いトレンドが発生していることが確認できます。(26日標準偏差ボラティリティが上昇、上段の21日ボリンジャーバンドの+0.6σの外で推移している)

<資料2>日経225(日足)

<資料3>NYダウ(日足)

今回、仮に上記のようなシナリオとなれば、期待の剥落により米長期金利低下→ドル売り→株式市場は上昇というパターンとなることが想定されます。

もちろん「相場に絶対はありません」。FOMCの結果を見極めてから相場についていったとしても遅くはないでしょう。くれぐれも値ごろ感で相場にエントリーすることのないようにご注意ください。

M2Jシニアストラテジスト 比嘉 洋
 

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