株価指数売買戦略レポート

二人のストラテジストが相場状況に応じて、適宜更新

2017/09/13 17:52時間軸を変えると景色が変わる!

【マーケットサマリ】

注目されていました朝鮮半島リスク、超大型ハリケーンと言ったイベントリスクも無難に通過、週明けから再度NYダウは大きく値を戻し、8月8日に付けた最高値(22,193)更新も目前に迫っています。国連安保理による制裁決議を全会一致で可決、北朝鮮からは脅しの声明も発せられていましたが、今のところ音なしの構え。ただこちらにつきましてはいつ何時新たな展開が起こるとも限りませんので、引き続き警戒しておきたいところです。

そんな中、明日には米消費者物価指数の発表が予定されています。ご存知の通り、FRBは近々BS縮小を開始するとの見方はある程度市場には織り込まれていますが、一方で、年内の追加利上げについての織り込み度合いは半分以下。FRBが目標とするインフレターゲット2%に到達できないことから、インフレナンバーについて市場の注目を集めるところとなっています。今のところ市場コンセンサスは前年比1.8%、コア指数は同1.6%となっています。

<資料1>米消費者物価コア指数(前年比)の推移

出所:Bloomberg 単位:%

今回上記の市場予想を下回った場合、年内の追加利上げ観測は後退することとなり、長期金利低下→ドル安となる一方、株式市場にとっては低金利は追い風となり、一段高になると考えられます。一つ気になるのは、このところ市場間の相関性が薄れており、これまでのような通貨安=株高の構図が維持されるかどうか。とはいえ、市場の楽観ムードはVIX指数の低さ(10.58)から見ても明らかであり、よっぽどのことがない限り、目線は上ということになりそうです。

<資料2>VIX指数の推移
出所:セントルイス連銀

ただ史上最高値更新となりこのまま一段高となるのかは分かりません。きちんとチャートと向き合うことが大事です。なお、日足チャートを見ると、標準偏差ボラティリティ・ADXは横ばい、つまり、レンジ相場を示唆しています。では、4時間足に変えてみるとどうでしょうか?

<資料3>NYダウ(4時間足)

きれいな買いトレンドとなっていることがお分かりになるかと思います。このまま流れに乗るのも一つ、一旦相場が落ち着くのを待って押し目を拾うのも一考ではないかと考えます。ただし、冒頭でも触れた地政学リスクについてはしっかりと意識しなければならず、ストップ注文を入れておくことをお忘れなく。


M2Jシニアストラテジスト 比嘉 洋

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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