株価指数売買戦略レポート

二人のストラテジストが相場状況に応じて、適宜更新

2017/07/31 11:54目先のポイントと8月相場の特徴

【マーケットサマリ】

7月相場も本日で終わり、明日から8月相場に入ります。相変わらず、NYダウは堅調、一方で、日経225は方向感が見いだせない状況で、20,000円を挟んでの攻防となっています。

さて、先週金曜日に発表された米第2四半期GDP速報値。直前になってかなり強い数字になるのでは?との思惑が広がっていましたが、結果は、前期比年率2.6%(ほぼ予想と一致)。その一方、1~3月期の数値が下方修正されていたことで、為替市場は素直にドル売り、株式市場はバランスシート縮小のスケジュールも後ずれするのでは?と捉えたのか、NYダウは連日の史上最高値更新となりました。

<資料1>米GDP(前期比年率)の推移

出所:Bloomberg


明日から8月相場入り。第1週は横綱級の指標が目白押しではありますが、その中でも注目しているのが1日に発表される米PCEデフレータ。イエレン議長の発言を聞いていてもインフレナンバーの伸び悩みを警戒しているのは明らか。下記チャートからも右肩下がりの形状で、FRBがターゲットにしている2%からどんどん乖離している状況です。一段と下がるようであれば、長期債利回り低下→NYダウは上昇となるかもしれません。株高の発信源の一つである「FANG」の株価動向には気を配りたいものです。

<資料2>米PCEデフレータの推移

出所:Bloomberg

日経225については安倍内閣の組閣人事に注目が集まっています。現在支持率は低下、3日の内閣改造でその支持率低下に歯止めをかけたいところ。市場は政治の不透明感を一番嫌うものです。日本株の浮揚を占ううえでも、どういった組閣を行うのか重要です。

それともう一つ気になるのは、ドル/円の動向。ドル/円は110円台ミドルまで円高が進んでいます。一段と円高が進むようであれば、企業業績にも影響を与えることが想定されますので、円高進行→日経225もじり安の展開になりそうです。ドル/円の円高・円安を図るバロメータとして20ヶ月移動平均線があります。20ヶ月移動平均線の上で推移していれば円安、下で推移していれば円高となるわけですが、現在の20ヶ月移動平均線は110.64円。本日のNY終値が気になるところです。


<資料3>ドル/円(月足)と20ヶ月移動平均線


最後に8月は日経・NYダウともに下げやすい月となっています。市場参加者が減ることで流動性も低下しやすい月となっています。チャートの変化により一層気を配る必要がありそうです。



出所:Bloombergより当社作成(期間:1997/1-2016/12)

M2Jシニアストラテジスト 比嘉 洋

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