株価指数売買戦略レポート

二人のストラテジストが相場状況に応じて、適宜更新

2017/04/17 10:3418日の日米経済対話を皮切りに、政治イベントの多い1週間

【マーケットサマリ】

先週金曜日に発表された米財務省による為替報告書。日本は中国等と同じく「監視対象」に指定されており、同省は「(円については)実質実行為替レートで、過去20年間の平均に比べ20%安い」と指摘、グッドフライデーであったこと、さらには地政学リスクの高まりから市場の反応は限定的でしたが、18日からの日米経済対話で円安頼みの輸出促進にクギをさされるようなことがあれば一段の円高→株式市場にとってもネガティブな材料となるだけに注目しています。21~23日開催される世界銀行・国際通貨基金(IMF)の春季会合で、世界の為替政策を厳しく監視するよう、IMFに改めて要請する方針だとも伝えられており、為替市場で一段の円高が進む可能性があることに留意しておく必要がありそうです。

今回の朝鮮半島の地政学リスクで米国は中国に対し好意的な反応を示しています。となれば、貿易面での問題を中国から日本にシフトする可能性があります。今回の日米経済対話にロス商務長官も同行するとなれば、より一層、日本サイドに厳しい宿題(注文)が課されることになるかもしれません。

23日には仏大統領選挙第1回目の投開票が行われます。世論調査ではEU離脱等の保護主義を主張するルペン候補は劣勢になりつつあるようですが、英国民投票・米大統領選と事前予想と反対の結果で市場が混乱したのは記憶に新しく、注意しておく必要はありそうです。今週に関しては、こういった政治イベントを意識した為替市場の動向に株式市場も振り回されることになりそうです。

さて、ここまでつらつらとファンダメンタルズ的なネタを書き記してきましたが、その中身、結果がどうなるかは蓋を開けてみるまで分かりません。となれば、ファンダメンタルズ的アプローチでポジションを持つことは難しく、やはり、これまで何度となくお伝えをしてきました短い時間軸でのチャートを使った取引が効果的であるように思われます。繰り返しになりますが、その戦略とは21ボリンジャーバンドの±0.6シグマを抜けた方について行くというやり方です。そして、チャートの下段で示している標準偏差ボラティリティ・ADXの傾きも確認していただけたらと思います。と言うのも、その時々の材料でそれまでの流れがすぐに変化することが想定されるからです。

<資料1>NYダウ(60分足)
 
<資料2>日経225(60分足)
 
なお、上段で為替に振り回されやすい週と書き記しました通り、今週については、ドル/円も同様に短い時間軸でのチャートを確認していただき、トレンドが発生しているか否かにも気を配る必要があります。為替については21ボリンジャーバンドの±1シグマ(株式市場のボラティリティが為替市場に比べ高いため、このような違いで対応しています)の外に出た方について行くということになります。

 

<資料3>ドル/円(60分足)
 
エンベロープ(25日移動平均線±5%)で見ると、日経225は18,046円が下値目途となりそうです。

 

<資料4>日経225 25日移動平均線±5%
 

M2Jシニアストラテジスト 比嘉 洋

 

 

 

 

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