株価指数売買戦略レポート

二人のストラテジストが相場状況に応じて、適宜更新

2017/04/04 17:11テクニカル要因で日経225は短期的な売り

日経225は複数のテクニカルで下降シグナル。

本日の日経平均株価は、一時前日比279円安を付けるなど大幅安となりました。背景には、サンクトペテルブルグで発生した自爆テロを受けた欧州の地政学リスクに対する警戒感や、米国金利低下を受けたドル安円高といった要因が指摘されています。しかし、それ以上に注意すべき点はテクニカル的に強い売りシグナルが点灯したことにあると考えています。

<資料1>に示したチャートでは、2016/6/24の安値と2016/9/27の安値などを結んだサポートラインが昨日の終値でブレイクされたことが確認できます。また、一目均衡表の現在の形状も、(1)遅行線がローソク足の下方に位置し、(2)基準線を転換線が下回り(3)ローソク足が抵抗帯の下方に位置するという、いわゆる三役逆転という強い売りシグナルが点灯しているなど、幅広いテクニカルで売りシグナルが示唆されています。

<資料1>日経225(日足・2016/2/26~2017/4/4・一目均衡表・MACD)

日経225は短い時間軸での売買が有効か。

本日の日経225は、こうしたテクニカル的な要因を材料とした短期筋の売り仕掛けが出たものと考えられます。中長期目線では、今月下旬にかけてピークを迎える決算発表への楽観や、日銀のETF買い、上場企業の積極的な自社株買いなど、買い需要も底堅いと見られますが、短期的に下げやすい局面での闇雲な買いはリスクが伴うと思われます。

こうした、「中長期的に株価が下落するシナリオは描きにくいものの、目先の悪材料で下げが考えられる状況」では短い時間軸が有効と考えられます。まさに、昨日のレポートで比嘉が提唱した「パラメータ21の4時間足以下でのチャートでボリンジャーバンド±0.6シグマの外に出た方の動きについて行くという手法」が活用できる局面と思います。

なお、昨日CFDのPC用トレードツールの「ニュース」情報サイト内のチャート機能を拡張詳細はこちら)いたしました。前述の手法にあわせて「STD-ADX」のサブチャートの活用もおすすめです。<資料2>に示す現在の日足の状況のような、STD(標準偏差ボラティリティ)と指数平滑ADXが同時に上昇する局面では、そのトレンドが強いものであることが示唆され、トレンドフォロー型の戦略の信頼性が高まります。

<資料2>日経225(日足・2016/9/1~2017/4/4)


DAX®は上昇トレンド


一方で、ドイツのDAX®では日足レベルの上昇トレンドが継続しています。高値圏で買いにくいという声を聞きますが、ストップロストレールでの決済でトレンド反転に備えれば価格水準に関係なく、リスクをコントロールしながら、トレンドを狙うことができます。欧州の地政学リスクなどを嫌気して下げる局面を押し目と見て、指値などで拾う戦略も一考かもしれません。

<資料3 >DAX®(日足・2016/9/1~2017/4/4)

M2Jストラテジスト:小暮 祐輝

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4/4(火)日本時間21:30 米 貿易収支
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※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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