株価指数売買戦略レポート

二人のストラテジストが相場状況に応じて、適宜更新

2017/03/22 14:27日経平均とNYダウに見られる90日サイクル

【マーケットサマリー】

昨日の米国市場は、明け方にはNASDAQ平均が一時史上最高値を更新する局面がありましたが、米政策の不透明感が増したことを受け、NYダウ平均株価は米大統領選以降の「トランプ相場」で最大の下げ幅を記録しました。一般にはオバマケア見直の調整難航が予見されたことがきっかけと見られますが、同時にボルカールール撤廃も疑問視されたと考えると、同日の金融株の大幅な下落にも納得がいきます。

これまでの米国の株高を支えていたのは、「米政策への期待感」だったと言えるでしょう。トランプ米大統領がいかに早期に政策の具体化を示せるかが今後の株価上昇のトレンド再開のきっかけになるのではないでしょうか。このところやや関心が下火になったトランプ氏のTwitter(@realdonaldtrump)ですが、新たな発言が飛び出せば変動材料になると考えて筆者は注目しています。

また、本日の日経平均株価も米株安の流れや米短期金利の低下を受けたドル安(円高)を受けて大幅安で推移しています。一方で、今月28日に期末配当の権利付最終日が控えていることもあり、個人投資家を中心に押し目での買いが入っているとみられ、底堅い値動きも見せています。

 

【日経平均とNYダウに見られる90日サイクル】

今回はアノマリー(=明確な根拠がないが経験則で言える傾向)的に、日経225の特徴的なボトム形成(上昇転換)についてご紹介します。資料1に示したように、ここ1年半あまりの期間では、3回続けて90~92営業日おきに特徴的なボトム(安値から安値)が発生していることが分かります。なお、株価指数CFDでは現物市場の取引がない日本の祝日も取引ができますので、若干カウントが変わり95~98営業日のカウントとなります。

この法則に当てはめて、昨年イギリスのEU離脱の国民投票が行われた11月9日から数えた場合、日経225現物市場は本日から週内にかけて底を打つ可能性が示唆されます。なお、CFDのカウントでは、来週月曜日の27日も含まれます。

<資料1>日経225のボトムサイクル(日足・2015/9/25~2017/3/22)

出所:M2J株価指数CFD PC用トレードツール

同様に、NYダウでも資料2に示すように、現物市場で93~95営業日、CFDで93~97営業日の周期が観測できます。これを当てはめた場合、NYダウ現物市場は昨日から明日まで、CFDは日経225と同じく来週の月曜日までがその期間に該当します。

<資料2>NYダウのボトムサイクル(日足・2015/7/1~2017/3/22)

出所:Broombergより当社作成

いずれもアノマリーではありますが。日経225とNYダウの両方に同じような90日のサイクルが観測され、実際に下落が発生し今週中に相場の転換点を示していることは個人的にとても面白いと思っています。

前述の通り、来週28日の取引終了時点(29日午前5時)で日経225を保有していれば、配当相当額が発生します。直近では、1枚あたりの配当相当額は13,228円と予想されています。これを狙った押し目買い戦略も考えられますが、この金額は値幅換算すれば約132円です。それ以上の下落があった場合は、評価損を抱えることになりますのでストップロスなどの防衛策もご一考いただきたいとお思います。

M2Jストラテジスト:小暮 祐輝

【今後の主なマーケットイベント】
3/23(水)日本時間21:00イエレンFRB議長講演
3/24(木)日本時間22:05ブラード米セントルイス連銀総裁講演

 

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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