株価指数デイリー・レポート

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2018/05/16 16:24米長期金利上昇でNYダウは反落

(本日のレビュー)

16日の日経平均は前日比-100.79円と2営業日続落し、22717.23円で取引を終えました。米長期金利の上昇を受けた前日の米株安や、北朝鮮問題に絡む地政学リスクが日経平均の重石となりました。北朝鮮は、米国が核兵器の放棄で「(北朝鮮に)一方的な要求」をするなら、来月の米朝首脳会談を再考すると警告しました。

内閣府が発表した日本の第1四半期実質GDPは前期比年率-0.6%と、9四半期ぶりのマイナス成長となりました。大雪などの悪天候や生鮮食品の価格上昇を背景にした個人消費の落ち込みなどが背景です。

(今後の見通し)

米長期金利(10年債利回り)は15日、大幅に上昇して2014年の高値3.04%を上回り、2011年11月以来となる3.09%まで上昇しました。4月の小売売上高が前月比+0.3%と底堅い伸びを示したことや、NY連銀製造業景気指数が20.1と、市場予想の15.0を上回ったことが材料視されました。長期金利の上昇を受けて、米ドル指数は年初来高値を更新しました。長期金利の上昇は、米景気の底堅さを好感した「良い金利上昇」と判断できます。

堅調な景気を好感した「良い金利上昇」であれば、NYダウへの下押し圧力は限定的になると考えられます。底堅い景気が企業収益の増加に繋がると考えられるためです。ただし、長期金利の上昇を受けて、NYダウは反落しました。市場で大きな節目として意識されていた長期金利3%を明確に上回ってきた点がNYダウの下押し要因になったと考えられます。また、「良い金利上昇」であっても、そのペースが速すぎれば、一時的にせよ株価に下押し圧力が加わる可能性を考慮しておいたほうがよさそうです。

本日、日本時間16日22時15分に4月の米鉱工業生産指数同17日21時30分に5月のフィラデルフィア連銀景気指数が発表されます。引き続き、米景気の底堅さが示されるのかや、その場合の金利上昇ペースに注目しておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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