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2018/05/09 16:05米国債入札の結果が、NYダウの相場材料となる可能性も

(本日のレビュー)

9日の日経平均は前日比-99.81円と反落し、22408.88円で取引を終えました。米ドル/円が109円台へ上昇したものの、地政学リスクへの警戒感が日経平均の重石となりました。トランプ大統領は、イラン核合意からの離脱と同国への経済制裁の再開を表明しました。取引時間中にトヨタ自動車が決算を発表しました。今期(2019年3月期)の営業利益は前期比で減益となる見通しが示されたこともあり、日経平均を押し上げるほどの材料とはなりませんでした。

(今後の見通し)

米長期金利(10年債利回り)は8日、一時2.987%まで上昇しました。米財務省が行った3年物国債入札で、応札倍率が2.76倍と低調だったことなどが背景です。3年物国債の応札倍率は4月の2.85倍、3月の2.94倍から低下しており、米国債の需給が徐々に悪化していることを示唆しています。財務省は本日9日に10年物国債、10日に30年物国債の入札を予定しています。10年物国債の応札倍率は低下傾向です。国債の需給悪化が示された場合、長期金利が3%を超えて上昇する可能性があります。

地政学リスクの高まりもあって8日の長期金利上昇は限定的でしたが、需給要因には引き続き注意が必要です。米国債を大量に保有する中国との関係が貿易摩擦などで悪化した場合、中国が米国債を売却する、あるいは米減税政策などによる財政収支の悪化が、米国債の需給悪化につながるとの見方があります。

8日のNYダウは、アップルなどの好決算銘柄がサポート材料となり、4営業日続伸しました。しかし、国債需給の悪化を背景に長期金利が上昇すれば、NYダウに下押し圧力が加わる可能性があります。その場合、NYダウは明確な方向感に欠ける展開がしばらく続くかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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