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2018/05/08 16:07独DAX®は3ヵ月ぶり高値も、ユーロ圏景気の行方に注意が必要か

(本日のレビュー)

8日の日経平均は前日比+41.53円と反発し、22508.69円で取引を終えました。三菱商事や住友商事など、増益や増配予想を発表した商社株などが日経平均の支援材料となりました。一方で、中東情勢などに対する懸念から、米ドル/円が108円台後半へ下落したことが嫌気され、日経平均の上値は限定的でした。

(今後の見通し)

日本時間9日午前3時に、米国がイラン核合意に残留するかについてトランプ大統領が発表する可能性があります。イランのロウハニ大統領は6日、米国が離脱すれば「歴史的な後悔」に直面すると警告しました。イラン核合意を巡り地政学リスクが高まれば、NYダウや日経平均に下押し圧力が加わるかもしれません。

独DAX®は7日、ユーロ安を好感して前週末比+128.54pと続伸し、2月1日以来となる12948.14pまで上昇しました。同日、ユーロ/米ドルは1.1896ドルまで下落し、年初来安値を記録しました。DAX®とユーロ/米ドルの間に常に相関性が見られるわけではありませんが、両者の13週間の相関係数(※)は-0.754と、足元では逆相関の関係を示しています。
(※)-1から+1の間で示され、+1に近いほど正の相関が強いことを表す。逆に、-1に近いほど逆相関が強いことを表す

DAX®とユーロ/米ドルの関係を基にすれば、ユーロ安がDAX®の支援材料となりそうです。ただし、ユーロ安は、ユーロ圏景気などに対する懸念を受けた、市場におけるECBの金融緩和縮小観測の後退が背景です。ユーロ圏の経済指標では、企業の景況感低下やインフレ率の鈍化が示されました。

企業の景況感悪化や経済指標の下振れが続けば、将来の企業収益に対する見方が悪化して株価の下押し材料となる可能性があります。その場合、ユーロ安によるDAX®の押し上げ効果は一時的となるかもしれません。今後、経済指標の下振れが一時的なものなのかを注視しておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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