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2018/05/01 16:24日経平均:米重要イベントを控え様子見の展開

(本日のレビュー)

1日の日経平均は、前週末終値比+40.16円の22508.03円で取引を終えました。前日の米株安が日経平均の重石となる一方、米ドル/円の底堅い動きが日経平均のサポートとなりました。日本の連休の谷間であることや、2日に米FOMCや米財務省の資金調達計画の発表を控えていることから、日経平均は方向感に欠ける展開でした。

(今後の見通し)

4月30日に発表されたエネルギーと食料を除く3月の米PCE(個人消費支出)コアは前年比+1.9%と、2月の同+1.6%からインフレが加速。FRBのインフレ率目標である+2.0%に肉薄しました。携帯電話料金の値下げによるインフレ率の押し下げ効果が剥落したことが背景です。インフレ期待の高まりを背景にFRBの利上げペースが早まるとの見方が強まれば、米長期金利が上昇する可能性があります。

2日の米FOMCでは、政策金利の据え置きが予想されています。足元のインフレ加速を受けて、FOMC参加者が今後の利上げペースの何らかのヒントを示すのかには注目です。3月時点でFOMC参加者が示した今年の利上げ見通し(いわゆる「ドット」)は年内3回(残り2回)です。次回「ドット」は6月に発表されます。

長期金利の上昇が国債需給の悪化を背景とした「悪い金利上昇」であれば、NYダウに下押し圧力が加わる可能性があります。米財務省の資料によれば、第1四半期の財務省の借り入れは同四半期で最高となる4880億ドルで、従来予想を480億ドル上回りました。ムニューシン財務長官は4月30日、米国債には「依然として多くの買い手がいると思う」との見解を示し、需給悪化について「懸念していない」と述べました。

ただし、米減税政策などを背景に米国債の供給が増加するとの見方が市場にあります。国債の増発が示された場合、米国債の需給が悪化するとの観測から長期金利が上昇するかもしれません。そのような長期金利の上昇は、NYダウの下落要因となる可能性があります。

仮に長期金利の上昇が嫌気されてNYダウが下落した場合、相関性のある日経平均にも下押し圧力が加わると考えられます。長期金利の動意となりうるイベントが多数予定されていることから、イベント後の長期金利やNYダウの動向に目を向けておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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