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2018/03/12 08:54黒田総裁は金融緩和継続を強調も、政策の微調整の可能性は排除せず

(今後の見通し)

黒田総裁は9日、日銀の金融政策決定会合後の記者会見で、2%のインフレ目標に向けて「今後とも現在の強力な金融緩和を粘り強く続ける」と改めて述べました。

物価上昇の鈍さについては「人々の間にデフレマインドが根付いてしまい、その転換に時間がかかっている」と分析。先行きは企業の賃金・価格設定の姿勢が積極化するとして、「2%に向けたモメンタムはしっかり維持されている」とし、インフレ目標は達成できるとの見通しを強調しました。追加緩和については「モメンタムが維持されていないということになれば検討する」と述べました。金融政策の出口戦略は「具体的に検討する局面ではない」としました。

一方で、「現時点では検討していない」としつつも、期待インフレ率が上昇すれば、その分長期金利を引き上げても実質金利は上昇しないため、「緩和の度合いは変わらない」との説明の下、長期金利の誘導目標を引き上げる可能性は「理論的にあり得る」と述べました。

金融緩和を粘り強く続けると言明しつつも、インフレ率が2%に達していない場合でも、金融緩和の微調整はあり得るとの姿勢を示したと解釈することができそうです。市場では、低金利が金融仲介機能を阻害し緩和効果をそぐ「リバーサル・レート」のリスクなどが意識されています。今後、日銀の金融政策の行方に市場の注目が集まる局面が増えるかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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