株価指数デイリー・レポート

株価指数の市況や分析・展望を配信。

2018/03/07 15:50米政府要人の辞任に伴う、米経済政策の不透明感が日経平均の重石に

(レビュー)

7日の日経平均は、前日終値比-165.04円と反落し、21252.72円で取引を終えました。トランプ大統領の経済顧問であるコーン米NEC(国家経済会議)委員長が6日に辞任を表明し、今後の米経済政策に対する不透明感が高まったことが材料視されました。米ドル/円やNYダウ先物が下落したことも日経平均の重石となりました。

(今後の見通し)

コーン委員長の辞任は、6日の欧米株式市場の引け後に明らかになりました。まずは7日の両市場がどのような反応を示すかに注意が必要です。仮に、市場で貿易戦争への懸念が高まり、欧米株や米ドル/円が軟調な展開となれば、明日以降の日経平均の重石となりそうです。

コーン委員長はトランプ大統領の輸入関税方針に反対していました。コーン委員長は米税制改革など経済政策の中核を担うなど、市場の信認を得ている政府関係者の1人でした。

今後の米経済政策において、ムニューシン財務長官やトランプ大統領に輸入関税の導入を進言していたロス商務長官の影響力が増すとの見方があります。コーン委員長が辞任したことは、NYダウにとって下押し要因となる可能性があります。

ブルームバーグによれば、EUは米国が輸入関税を賦課した場合の報復措置を準備しているようです。EUの報復措置の対象品目は多岐にわたり、ライアン米下院議長やマコネル院内総務の支持基盤地域の企業を対象にしているようです。

EUの報復措置準備の動きを受けて、米政権内からは輸入関税方針にたいする反対意見が出ています。貿易相手国のけん制や政権内からの反対を受けて、トランプ大統領が態度を軟化させるのか、引き続き注目しておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

※当レポートは現物株を対象としています。

バックナンバー

  • 2018/07/23 16:43今週の相場材料:通商問題と企業決算(本日のレビュー)日経平均は前週末比-300.89円と3営業日続落し、22396.99円で取引を終えました。日銀が7/30-7/31の金融政策決定会合で、長期金…
  • 2018/07/20 15:46来週の相場材料:欧米の景気や米自動車輸入関税の行方【相場材料】 ユーロ圏や米国の景気【ポイント1】 ユーロ圏景気には鈍化の懸念。足元の景況感は悪化傾向【ポイント2】 米景気は引き続き堅調予想。ただし、自動車輸入…
  • 2018/07/19 15:33NYダウは堅調も、自動車関税の行方には注意が必要【相場材料】 米自動車輸入制限に関する公聴会【ポイント】 輸入自動車・関連部品に関税が課されれば、米経済には大きなダメージ(本日のレビュー)日経平均は前日比-2…
  • 2018/07/18 15:45英FTSE100:ブレグジットの不透明感に要注意【相場材料】 ブレグジット(英国のEU離脱)の行方【ポイント】 メイ首相の求心力低下に加え、一部で国民投票のやり直しを求める声も(本日のレビュー)日経平均は前日…
  • 2018/07/17 16:26貿易摩擦には引き続き注意が必要!?【相場材料】 貿易摩擦の行方と経済への影響【ポイント1】 IMF(国際通貨基金)は2018年の成長予想を据え置きも、貿易摩擦に警告を発する【ポイント2】 17日…

「株価指数デイリー・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

株価指数CFDをご検討の方へ マネースクエアはあなたの資産運用のパートナーとして、革新的なアイデアを提供し続けます。
各種取引ツール M2J株価指数CFDでご利用いただく取引ツールについてご案内します。 各種トレードツール
ページトップへ