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2018/03/05 16:37イタリア連立交渉が、市場心理にマイナスとなる可能性も

(レビュー)

5日の日経平均は、前週末終値比-139.55円と4営業日続落し、2017年10月12日以来となる21042.09円で取引を終えました。米政府の関税方針が貿易摩擦につながるとの懸念や、出口戦略に触れた先週の黒田総裁の発言が引き続き日経平均の重石となりました。

(今後の見通し)

ドイツで実施されたSPD(社会民主党)の党員投票では、メルケル首相率いるCDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)との「大連立」に加わることが決定されました。約5か月続いたドイツの政治空白は解消され、早ければ今月中旬にもメルケル首相の4期目が正式にスタートします。ドイツの政治が安定すれば、独DAX®にとってプラスとなりそうです。

ただし、大連立協定には、2年後に新政権の成果を検証するという項目が含まれています。SPDが希望する場合、連立を離脱できるオプションを得たと解釈することが可能です。また、連立交渉で、財務相をSPDに、内相をCSU(キリスト教社会同盟)に譲ったことで、CDU内ではメルケル批判が高まっているようです。メルケル首相の求心力が低下すれば、政権運営は難しくなるかもしれません。

イタリア総選挙では、中道右派連合が最も多い得票を得た模様です。ただし、ポピュリスト政党の「五つ星運動」が躍進。「五つ星運動」は単独政党として、議会の最大勢力となる見込みです。中道右派連合の主軸政党である「フォルツァ」の得票率は、連携相手である極右政党の「同盟(北部同盟)」を下回りました。これを受けて、「同盟」のサルビーニ党首が首相候補となる可能性があります。

「同盟」のサルビーニ党首と「五つ星運動」のマティオ党首は、連立に関して否定的な見解を示してきました。ただ、サルビーニ党首は昨年10月、中道右派が過半数の議席を得られなかった場合は「五つ星運動」の創設者であるグリッロ氏に電話すると述べています。反ユーロを訴える両党が連立を模索するような展開となれば、市場がネガティブに反応しそうです。イタリアの連立交渉のゆくえに注目しておく必要があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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