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2018/02/08 15:30独財政政策の転換が独DAX®やユーロのカギとなるか?

(レビュー)

8日の日経平均は続伸。前日終値比+245.49円の21890.86円で取引を終えました。7日に世界的に株価がいったん下げ止まったことや、為替市場で、米ドル/円が一時109円台後半へ上昇したことが日経平均のサポート材料となりました。ただ、株式市場のボラティリティが高まっていることへの警戒感は依然としてあり、日経平均は一時下げ幅を縮小する場面も見られました。

(今後の見通し)

独DAX®は1月23日、一時過去最高値となる13596.89pまで上昇しましたが、足元の世界的な株安の流れを受けて、2月6日に一時2017年9月以来となる12232.86pまで下落。最高値からの下落率は10%を超えました。ただ、1月の独マークイット製造業PMI(購買担当者景況指数)は61.1と高水準を維持しました。失業率が過去最低水準まで低下するなか個人消費も底堅く、独景気は堅調を維持しています。独経済の底堅い成長が続けば、DAX®のサポート材料となりそうです。

ドイツでは7日、メルケル首相率いるCDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)とSPD(社会民主党)が大連立交渉で合意しました。交渉関係者によると、SPDは外相や財務相のポストを確保したようです。前政権ではCDU・CSUのショイブレ氏が財務相を務め、ドイツは財政引き締め(健全化)を推し進めました。一方で、SPDのシュルツ党首は今週初め、「強制的な緊縮財政に終止符を打ち、ユーロ圏への投資予算を設ける内容でCDU・CSUと合意した」と述べました。3月中に新政権が誕生するとみられていますが、ドイツが財政引き締めから拡大へ方向転換すれば、景気を一段と押し上げ、DAX®の支援材料となりそうです。

一方で、DAX®と逆相関の関係がみられるユーロの動向には注意が必要です。ユーロの上昇は足元で一服していますが、ECBが金融緩和を縮小するとの観測は根強く、ユーロの上昇基調が継続する可能性はあります。加えて、前述のようにドイツが財政拡大に転じれば、ポリシーミックス(金融政策と財政政策の組み合わせ)の観点から、ユーロの上昇が加速するかもしれません。ポリシーミックスで通貨高になりやすい組み合わせは、「金融引き締めと財政拡大」とされています。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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