株価指数デイリー・レポート

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2018/02/06 16:18NYダウは割高の修正局面か

(レビュー)

6日の日経平均は、前日終値比-1071.84円と3営業日続落し、2017年10月20日以来となる21610.24円で取引を終えました。前日の米株が大幅安となったことが嫌気されました。日本の取引時間中にNYダウ先物が23000ドル近辺まで下落したことで、日経平均は一時前日終値比-1600円超えまで下げ幅を拡大する場面がありました。

(今後の見通し)

本日6日から8日にかけて、米国債入札(クオータリー・リファンディング)が実施されます。足元のNYダウの下落の要因として、米長期金利の急上昇が挙げられます。入札の結果を受けた米長期金利の動向が相場材料となる可能性があり、注目しておく必要があります。

NYダウは5日、先週金曜日の流れを引き継ぎ、先週末終値比-1175.21ドルの24345.75ドルで取引を終えました。リスクオフの主要指標とされるVIX指数が2015年8月のチャイナショック以来となる水準まで急騰し、下落率は一時、1月26日の最高値26616.71ドル(終値ベース)から-10%を超えました。

足元の大幅な下落を受けて、NYダウの予想PER(株価収益率)は5日、16.5倍まで低下。NYダウの割高は大きく修正されました。ただ、過去5年間の予想PERの平均は15.9倍。過去10年間の予想PERの平均は14.8倍です。NYダウの予想EPS(1株当たり利益)と予想PERで求める推計値は、予想PER16倍で約23500ドル、予想PER15倍で約22000ドルです。NYダウの割高の修正局面が続く可能性はあり、引き続き注意は必要でしょう。

一方で、予想EPSは企業収益の改善を反映して1470ドル(5日時点)まで上昇しました。株価の下落が続けば、資産効果(※)などを通して個人消費の悪材料になる可能性も無視できなくなります。ただ、これまでに発表された経済指標からは景気後退を示唆するような材料はほとんど見当たりません。引き続き景気が底堅さを維持するとの前提に立てば、企業収益の増加が株価調整後のNYダウのサポート要因となるかもしれません。
(※)株価などの資産価格の上昇(下落)が、個人消費を増加(減少)させる効果を指す

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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