株価指数デイリー・レポート

株価指数の市況や分析・展望を配信。

2018/02/01 16:38金利上昇が米株の下押し要因になる可能性も

(レビュー)

1日の日経平均は、前日終値比+387.82円と7営業日ぶりに反発し、23486.11円で取引を終えました。前日米国市場で米株が反発したことや、米ドル/円の上昇が日経平均の支援材料となりました。31日の米FOMCの声明文では、インフレ判断が上方修正され、米ドル/円の支援材料となりました。

(今後の見通し)

(※)本レポートでは、NYダウに比べて採用銘柄が多く、PERなどの数値の振れが小さいことから、S&P500を使用します。

S&P500のイールドレシオ(※1)は、1月31日時点で0.705%と、1997年から2017年の20年間の平均である0.817%を下回っています。PER(株価収益率)が足元の26倍から変化しないと仮定すれば、長期金利が3%程度まで上昇すると、イールドレシオの過去20年の平均に近い水準となります。仮に長期金利が1%上昇して3.7%となった場合、イールドレシオは0.962%まで上昇し、リーマンショック前の水準を上回る計算となります。

(※1)イールドレシオとは、米10年債利回り÷株式の益回り(PERの逆数)で求められる。数値が小さいほど、債券に対して株式が割安であることを示す

逆に長期金利を3.7%として、イールドレシオが前述の0.962%から過去20年の平均程度まで低下するためには、PERが22.2倍まで低下する必要があります。EPS(1株当たり利益)が変化しないと仮定すれば、S&P500は2414.44pまで下落(1月31日終値から-14.5%)する計算になります。

以上を参考にすれば、株式は依然として債券に対して割安と判断できます。ただ、足元では株価と長期金利が同時に上昇しています。イールドレシオの上昇が加速する可能性があります。その場合、債券と比較して株式の割高がより意識されるようになりそうです。今後、金利が一段と上昇した場合、米株には下押し圧力が加わりやすくなる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

※当レポートは現物株を対象としています。

バックナンバー

「株価指数デイリー・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

株価指数CFDをご検討の方へ マネースクエアはあなたの資産運用のパートナーとして、革新的なアイデアを提供し続けます。
各種取引ツール M2J株価指数CFDでご利用いただく取引ツールについてご案内します。 各種トレードツール
ページトップへ