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2018/01/10 16:22NYダウ:米10年債利回り上昇の影響は?

(レビュー)

10日の日経平均は前日終値比-61.79円と、4営業日ぶりに反落し、23788.20円で取引を終えました。日経平均は年初から急ピッチで上昇していたことで、利益確定の売りに押される展開となりました。また、9日に日銀が超長期国債の買い入れを減額したことで円相場が上昇。米ドル/円が一時112円台前半へ下落し、日経平均の重石となりました。

(今後の見通し)

米長期金利(10年債利回り)は9日、2017年3月以来となる2.555%まで上昇しました。その中でもNYダウは上昇し、5営業日連続で最高値を更新しました。NYダウ上昇の背景の1つに、世界経済の緩やかな成長と低金利の併存による「ゴルディロックス(適温)相場」が2018年も継続するとの見方があります。9日のNYダウを参考にすれば、市場は2.5%台の金利水準は適温相場の範囲内とみているのかもしれません。

ただ、長期金利が一段と上昇する可能性はあります。WTI原油先物は9日、2015年12月以来の水準まで上昇しました。複数の商品価格(先物)から算出されるCRB指数も今年に入り、2015年9月以来の水準まで上昇しました。原油や商品価格の上昇により、インフレが高まるとの見方が強まれば、長期金利には上昇圧力が加わりそうです。

2016年12月と2017年3月に長期金利が2.6%を上回った場面では、NYダウは上値の重い展開、あるいは弱含む展開となりました(下図、赤色矢印)。今後、長期金利が一段と上昇した場合など、NYダウが弱含む可能性は考慮しておく必要がありそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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