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2017/12/28 16:20独DAX®:2018年1月の独連立政権交渉が相場材料に

(レビュー)

28日の日経平均は反落。前日終値比-127.23円の22783.98円で取引を終えました。前場の日経平均は一時22954.45円まで上昇しましたが、23000円を前に上値の重い展開となりました。後場に北朝鮮が新たなミサイル発射の準備を進めているとの報道を受けて、リスク回避の姿勢が強まりました。薄商いで流動性が低下するなか、米ドル/円が112円台後半へと下落したことも日経平均の下押し圧力となりました。

経済産業省が発表した11月の鉱工業生産指数は前月比+0.6%と、2か月連続でプラスとなりました。前年比では+3.7%と、2016年8月から16か月連続でプラスを維持し、鉱業・製造業の堅調が示されました。経産省は生産の基調判断を「持ち直しの動き」から「持ち直している」に引き上げました。「持ち直している」との表現は1996年1月に使って以来となります。

11月の鉱工業生産指数は、全15業種のうち10業種で前月を上回りました。メーカーの先行き予測をまとめた製造工業生産予測調査は、12月が前月比+3.4%上昇と、12月の鉱工業生産もプラスとなる可能性がありそうです。ただ、2018年1月は同-4.5%と、弱めの予想となりました。

(今後の見通し)

調査会社ユーガブが行った世論調査では、メルケル独首相の国内での支持率低下が示されました。回答者の47%は、メルケル首相の早期退任を望んでいることが示され、前回10月調査時の36%から上昇しました。一方で、任期満了となる2021年まで続投することを望む回答者は36%と、前回の44%から低下しました。

SPD(社会民主党)のガブリエル外相は、「首相府がすべてのEU改革案を拒否し続けるならば、SPDとの連立は実現しない」と述べ、連立協議に向けて厳しい姿勢を示しました。SPDのシュルツ党首はEUの抜本的改革を提唱し、2025年までに「欧州合衆国」を確立するよう呼び掛けています。SPDは、与党CDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)と連立政権に向けた協議を年明けに開始する予定です。

独DAX®は11月7日に最高値を更新した後、弱含む場面が見られましたが、足元では13000p近辺で下げ渋る展開となっています。ただ、CDU・CSUとSPDの協議が難航すれば、ドイツでの再選挙の可能性が高まりそうです。国内政治の不透明感が高まれば、独DAX®には下押し圧力が加わるかもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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