株価指数デイリー・レポート

株価指数の市況や分析・展望を配信。

2017/12/07 15:53シャープが東証1部に復帰。有機EL事業のゆくえに注目

(レビュー)

7日の日経平均は前日終値比+320.99円と、4営業日ぶりに反発し、22498.03円で取引を終えました。中東情勢への懸念から日経平均が前日大幅安となった反動や、前日の米国株の下落が限定的だったことが日経平均のサポートとなりました。

(今後の見通し)

経営危機で東証2部に降格していたシャープは7日、1年4か月ぶりに東証1部へ復帰しました。戴正呉(たいせいご)社長は記者会見で、韓国勢が先行している有機EL事業について「日の丸連合を作るべきだ」との見解を示しました。シャープは2018年の生産開始を計画しています。

一方で、パナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLED(ジェイオーレッド)は5日、世界初となる低コスト方式で生産した有機ELパネルを出荷したと発表しました。JOLEDは2019年の量産開始に必要な資金を確保するために増資を検討中で、戴社長はJOLEDへの出資にも含みを持たせました。

有機ELは、液晶パネル以上の薄型化が可能とされています。テレビの場合、液晶の約5-7cmに対して、有機ELは約5mmです。スマートフォンやテレビを中心に市場は拡大傾向ですが、現在は韓国勢が市場シェアの大半を握っており、供給は不足気味です。

調査会社のIHSマークイットによれば、2017年の有機ELの市場規模は2016年の約155憶ドルから前年比+63%の252億ドルまで拡大すると予想されており、2021年には400億ドルに達すると予想されています。市場の規模拡大が見込まれる分野で日本企業がシェアを確保できれば、企業業績の拡大につながり、株価にもプラスとなりそうです。今後の有機EL事業のゆくえには注目かもしれません。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

※当レポートは現物株を対象としています。

バックナンバー

「株価指数デイリー・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

株価指数CFDをご検討の方へ マネースクエアはあなたの資産運用のパートナーとして、革新的なアイデアを提供し続けます。
各種取引ツール M2J株価指数CFDでご利用いただく取引ツールについてご案内します。 各種トレードツール
ページトップへ