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2017/11/01 16:29堅調なユーロ圏景気が欧州株のサポート材料に

(レビュー)

1日の日経平均は大幅高となり、前日終値比+408.47円の22455.92円で取引を終えました。前日に好決算を発表したソニーや東京エレクトロンが日経平均の上昇をけん引しました。値がさ株の東京エレクトロンは前日終値比+2650円(+13.4%)上昇し、1銘柄で日経平均を98円押し上げました。

(今後の見通し)

10月31日に発表されたユーロ圏の第3四半期GDP(速報値)は前年比+2.5%と、市場予想の同+2.4%を上回り、第2四半期の同+2.3%から成長率の伸びが加速しました。10月26日のECB理事会では、QE(量的緩和)の縮小が決定されましたが、期間は延長されるなどハト派的な要素も目立ち、ECB理事会後にユーロは弱含む展開となっています。ユーロが一時的にせよ弱含んでいることに加えて、ユーロ圏経済の堅調が示されたことは欧州株にとってプラスとなりそうです。

欧州株の代表的な指標であるユーロ・ストックス50指数は10月31日、2015年8月以来となる3677.66pまで上昇しました。より多くの企業で構成されるストックス欧州600指数も5月以来となる395.53pまで上昇しています。ECB理事会が金融政策の正常化に舵を切る中では、ユーロには上昇圧力が加わりやすいと考えられます。ただ、足元のユーロはやや弱含む展開となっており、ユーロの上昇が再び明瞭となるまでは、堅調なユーロ圏経済が支援材料となり、欧州株は底堅く推移する可能性があります。

英国とEUのブレグジット(英国のEU離脱)交渉担当者は31日、ブリュッセルで会談し、11月9-10日に次の交渉を行うことで合意しました。メイ英首相は同日、閣僚と会合を開き、EU離脱に備えた計画を示しました。計画では、離脱に備えて税や関税当局の人員を3000-5000人増員することや、離脱費用として5億英ポンドを拠出する可能性が示されました。

英国のデービスEU離脱担当相は31日、EUとの通商合意がまとまらない(極めて考えにくい)事態になっても、基本的な案件では合意できると述べ、EUのバルニエ首席交渉官も交渉を加速させる用意があるとの考えを示しました。来週末の交渉では、ブレグジットに関して進展がみられるかもしれません。その場合、英FTSE100の相場材料となる可能性があり、注目です。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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