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2017/10/25 16:02独DAX®:独自動車大手のカルテル疑惑に注意が必要か

(レビュー)

25日の日経平均は、17営業日ぶりに反落。前日の米株高を好感し、一時1996年7月10日以来となる21921.36円まで上昇しましたが、後場は短期的な過熱感から上げ幅を縮小。前日終値比-97.55円の21707.62円で取引を終えました。

(今後の見通し)

24日に発表された10月の独マークイット製造業PMI(購買担当者指数)は60.5と、9月の60.6からわずかに低下しましたが、市場予想の60.0を上回り、独景気の底堅さを示しました。本日25日に発表されるIFO景気動向指数でも独景気の底堅さが示されれば、独DAX®のサポート要因となりそうです。
 
ただ、カタルーニャ自治州の独立問題が懸念されるスペインをはじめ、ユーロ圏の政治情勢には注意が必要かもしれません。また、独自動車大手のカルテル(※)疑惑のゆくえにも注目です(独自動車大手は、ディーゼル車の排ガス浄化装置の浄化剤タンクを小さくするなど広い範囲で談合したと報じられている)。

(※)企業同士が相互の利益のために販売価格などの協定を結ぶこと。

EUの欧州委員会は23日、ドイツ自動車大手のカルテル疑惑に関連した立ち入り調査を拡大していると明らかにしました。16日のBMWに続き、フォルクスワーゲンやダイムラーも立ち入り調査を受けたようです。カルテル行為が確認されれば、3社には多額の制裁金が科される可能性があります。EUからの罰金は2016年の欧州トラック大手4社に課された過去最高となる約29億ユーロを上回るとの指摘もあります。


上述の欧州トラック大手4社のうち、独DAX®採用銘柄はダイムラー1社のみでしたが、今回の調査では対象の3社すべてが独DAX®採用銘柄です。また、3社の時価総額の合計は独DAX®全体の約17%を占めます。カルテル疑惑を背景に3社の株価が軟調となれば、時価総額を加味して算出される独DAX®の下押し要因となりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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