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2017/10/04 15:53米経済指標が本日のNYダウの動意となるか

(レビュー)

4日の日経平均は小幅に続伸。前日終値比+12.59円の20626.66円で取引を終えました。3日の米国市場で主要な3つの株価指数が2営業日続けて最高値を更新したことが好感されました。ただ、日経平均の上値は限定的でした。米政治サイトのポリティコは、ムニューシン米財務長官はパウエル理事が次期FRB議長に適任と考えていると報じました。タカ派とみられているウォルシュ元理事が有力候補との見方が強まっていたため、その思惑の後退が米ドル安材料となり、米ドル/円が一時112円台半ばへ下落。それが日経平均の重石となりました。

(今後の見通し)

日本時間4日21時15分に9月の米ADP雇用統計が発表されます。9月の市場予想は+14万人と8月の+23.7万人から雇用者数の伸びが鈍化するとみられています。ただ、FRB関係者は、失業率が4%台前半まで低下している中では、NFPの伸びが5-10万人、または8万人でも堅調だと述べていました。米雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)の先行指標とされているADPで、10万人以上の増加が示されれば、8月から伸びが鈍化したとしてもNYダウへの影響は限定的かもしれません。

同23時に9月の米ISM非製造業景況指数が発表されます。9月の市場予想は55.5と、8月の55.3からやや改善するとみられています。2日に発表されたISM製造業は60.8と、市場予想の58.0を上回り、2004年5月以来の水準まで上昇しました。また、先行きを見るうえで重要な新規受注や製造業の雇用状況を表す雇用指数も堅調で、米製造業の底堅さを示すものでした。米経済の約7割を占める非製造業でも、製造業と同様の伸びが示されれば、NYダウの支援材料となりそうです。

日本時間5日4時15分にイエレンFRB議長の講演が予定されています。CMEグループのFedWatch Toolによれば、市場が予想する年内の利上げ確率は82.9%です。イエレン議長から金融政策に関する発言などがあれば、相場材料となる可能性があります。

今後は米経済指標のブレに注意が必要かもしれません。4日に発表された9月の米自動車販売台数は8月から大幅に増加し、2005年以来の高水準を記録しました。ハリケーン・ハービーの被害を受けた自動車の買い替え需要が影響したようです。今後の米経済指標でもハリケーンの影響が表れる可能性があります。とくに経済指標が下振れた場合など、その解釈をめぐって相場が動く材料になる可能性もありそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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