株価指数デイリー・レポート

株価指数の市況や分析・展望を配信。

2017/10/03 15:58独DAX®は堅調も、ユーロや政治動向には注意が必要か

(レビュー)

2日の欧米株は堅調に推移。独DAX®は6月2日以来となる12902.65pまで上昇し、終値ベースで過去最高値を更新。欧州政治への懸念からユーロが下落したことも、DAX®の支援材料となりました。米国市場ではNYダウが前日終値比+152.51ドルの22557.60ドルで取引を終えました。トランプ政権の税制改革への期待や堅調な米経済指標が材料視され、主要な3つの株価指数がそろって最高値を更新しました。

3日の日経平均は前日の米株高や為替のドル高・円安を好感し、一時2015年8月18日以来となる20628.38円まで上昇。終値ベースでは前日終値比+213.29円上昇し、2015年8月17日以来となる20614.07円で引けました。

(今後の見通し)

堅調な独景気やユーロ安を背景に、DAX®は8月29日安値11868.84pから10月2日の最高値12902.65pまで上昇しました。独景気が堅調であることは今後のDAX®の支援材料となりそうです。ただし、足元のユーロ安の持続性には注意が必要かもしれません。

ドラギECB総裁は9月25日の欧州議会での証言で、インフレ見通しへの自信を深めているとの見解を示す一方、ユーロ高が不透明要因となっており、監視する必要があると指摘しました。そのユーロが足元で弱含んでいる点は、ECBのQE縮小開始のハードルを下げる要因となりそうです。

市場では、早ければ10月26日に予定されているECB理事会でQE縮小のアナウンスメントがあるとの見方があります。ユーロ安傾向が続き、ECBがQE縮小を開始しやすくなるとの見方が強まれば、ユーロが反発する可能性はありそうです。その場合、DAX®は上値の重い展開となる可能性があります。

また、独政治の動向にも注意が必要かもしれません。ドイツ総選挙では、与党CDU/CSU(キリスト教民主・社会同盟)が勝利し、メルケル首相の4選が確実となりましたが、CDU/CSUは議席を減らしました。これまで、大連立を組んでいたSPD(社会民主党)は大幅に議席を減らし、下野する意向を示しています。

CDU/CSUは、FDP(自由民主党)と緑の党との連立政権樹立を目指すようです。ただ、連立政権が誕生しても、各党の方向性の違いなどから政権運営が難しくなるとの見方が強まれば、DAX®の下押し要因となる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

※当レポートは現物株を対象としています。

バックナンバー

「株価指数デイリー・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

株価指数CFDをご検討の方へ マネースクエアはあなたの資産運用のパートナーとして、革新的なアイデアを提供し続けます。
各種取引ツール M2J株価指数CFDでご利用いただく取引ツールについてご案内します。 各種トレードツール
ページトップへ