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2017/09/01 17:04北朝鮮問題に絡む地政学リスクの高まりが日経平均の重石に

<本稿は8月25日時点で執筆。最新のマーケット情報はお取引画面内から時事通信社のニュースをご覧ください>

(今後の見通し)

日経平均は8月14日の週に26週MA(移動平均線)を割り込むと軟調な展開が続いています。前回26週MAを割り込んだのは4月3日の週です。4月はオバマケア改廃法案をめぐる米政局の不透明感や、北朝鮮問題に絡む地政学リスクが日経平均の重石となっていました。

日経平均は3月13日高値19656.48円から4月17日安値18224.68円まで7.85%の大幅安となりました。一方で、地理的に北朝鮮問題の影響がより大きいと考えられる韓国のKOSPI指数(韓国総合株価指数)は3月23日高値の2182.42から4月11日安値2117.82までわずか2.96%の下落にとどまっており、3月から4月にかけての北朝鮮問題に絡む地政学リスクの影響は限定的だったとみられます。そのKOSPI指数は足元で、7月25日高値2453.17から8月11日安値2310.20まで5.82%の大幅安を記録しています。

 

また、韓国のCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)※は4月の61.47bp(ベーシスポイント)を上回り、8月11日には一時2016年2月以来となる69.8bpまで上昇しました(2ページ上図参照)。市場は3月から4月の時以上に地政学リスクを警戒しているのかもしれません。
※債券を発行した国や企業が破綻したときに損失を肩代わりしてもらえるデリバティブ(派生商品)。CDSの上昇はその国や企業がデフォルト(債務不履行)する可能性が高まったことを意味する。

 

3月から4月にかけて26週MAを下回った日経平均は、52週MAは下回りませんでした。52週MAは8月25日時点で18800円台に位置しています。KOSPI指数はやや反発をみせていますが、9月9日には北朝鮮の建国記念日が控えています。北朝鮮は2016年の建国記念日に5回目の核実験を実施しており、北朝鮮が新たな行動を起こす可能性には注意が必要でしょう。

 

(アナリスト 根岸慎太郎)

※本文中に記載する内容は主に現物株をベースとしています。

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